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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344849419
作品紹介・あらすじ
透俐が亡くなった母から託された絵本を開くと閃光が走り、見たこともないゴシック調の世界へと召喚されてしまった。そこは獣人が住む世界で、自分を助けてくれたクライドは狼の獣人。透俐は神獣か魔導師として召喚されたというが、そんな力はまったくなくて申し訳なく思う透俐にクライドは暖かく接してくれた。元いた世界では貧しくつらい毎日を過ごしていた透俐はクライドの優しさに涙してしまう。やがて帰らないといけない透俐だけれど、透俐ファーストで紳士すぎるクライドに憧れ以上の気持ちを抱くようになりーー。
感想・レビュー・書評
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馬鹿にされたり、同情されたりばかりしてきた透俐。唯一の家族の母を亡くして辛い状況にあったときに異世界で優しくされたら、嬉しいのは当たり前。でも、今までの経験から自己評価が低すぎる透俐は、無条件で優しくされることが理解できないのが悲しい。役に立たなきゃ!と頑張りすぎて、クライドとすれ違ってしまうのも。性格が似ている訳ではないのに、自分を犠牲にしてでも周りの人を守りたい。そんな周りから見たらもどかしすぎる考え方が似ているの2人が悲しかった。お互いのためにも、自分のことを大切にできるようになっていくといいな。と思った。
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