知識ゼロからの金融入門

  • 幻冬舎
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344901803

感想・レビュー・書評

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    金融関係

  • とてもシンプルな解説でわかりやすかった。金融入門には丁度いい。
    内容とは関係ないけど、挿画のイラストは何かの漫画なの?やたら興味をそそる。

  • 入門とありましたのでもっと優しいのかなと思っていました。
    そして関係ないですが謎の漫画が微妙にツボでした。

  • 金融についてわかりやすく書かれた本。
    ひとつのテーマが見開きで書かれ、イラストや図式が挿入されイメージしやすい。
    知っている人には常識だろうが、「第5章金融機関にはさまざまな種類がある」、「第6章日銀と金融庁が金融の舵取りをおこなう」が勉強になった。

  • 338||Y.m5||Ch

  • 金融の全体像がわかりやすい本。

    図も多く、文章よりも区分けがわかりやすい。けれども、島耕作みたいな主人公やら、図がちょっとばっかりうるさかったような?ストーリー仕立てにしたいのはわかるけれど、図はシンプルな方が私はわかりやすいと思う。

    図の評価を☆1つ分さげて ☆3つ

  • 確かに知識ゼロから、金融についてザックリ分かる本。
    本当に基本的な内容しか記述されていなくて、非常にコンパクトで分かりやすい。
    大雑把に金融とは何か分かる。

    ○株式会社の発祥は、オランダが設立した東インド会社
    17世紀の大航海時代。ポルトガルは、いの1番に東インド(インドネシア)の航路を独占して香辛料貿易を手がけ、巨万の富を得ていた。
     オランダは、コショウを独占するポルトガルから、輸入せざるを得なくて、高値の取引になっていた。そこで自ら輸入することに。
     まず、オランダは東インド会社を設立。航海資金を多くの人々から集め、航海が成功して儲けがでれは、それを分配する仕組みを作る。
     これが、現在の株式会社の原型。

    ○世界初のバブルは、チューリップが原因。
     もともとトルコからオランダへチューリップが伝わる。当時は偶然発生すると考えられていたシマ模様のチューリップが特に人気。
     一部の愛好家の高額取引をきっかけに、市場全体が値上がり。バブルへ。
     最盛期には球根一つが一般的な年収の25倍に及んだという。やがて買い手が付かないほど価格が上がり、バブル崩壊。

    ○イスラム金融
     お金は利子を付けて返す方式が、イスラム金融では、禁止。実際には、利子と同様の仕組みがある。
     例えば、Aさんが商品を購入する際、銀行がAさんに代わって商品の代金を支払う。Aさんからは、金額を上乗せした代金を回収。支払った金額と、回収した金額の差額が、銀行の利益となり、これが利子に相当。
     ムラバハ(代理購入)と呼ばれる方法。
     ローンとよく似た仕組みだが、直接ローンを組んで利子を受け取ることは、イスラム法に触れるため、代理購入という手法をとっている。

     この本は、知っている知識の復習みたいで、良かったです。

  • 購買力平均とは、一物一価の法則に基づく理論。同じものであれば、その価格は国内外でどこでも一緒になる。例えばハンバーガーが日本で290円。アメリカで3.54ドル。為替レートは1ドル=訳81円と考えられる。
    キャリートレードは、金利の安い通貨で資金調達し、金利が高い通貨に投資する手法。
    デリバティブとは、金融派生商品。株式や債券、為替といった金融商品から派生して出来た商品。
    先物取引とは、将来の売買について、現時点で約束する取引。
    オプション取引とは、売買する権利をいう。買う権利をコールオプション、売る権利をプットオプションという。オプションは行使しなくてもよい。損すると思えば行使せず、得すると思えば行使する。行使しない倍アハ、オプション購入金額分だけ損をする。
    ローンの証券化も行われている。通常、売買氏や枢要小口に分けて証券化し、投資家に売られる。貸し手の銀行にしてみれば、返済されないかもしれないという不安から解放されるし、投資家に証券をばらまけば手数料が受け取れる。一方、投資家にとっては、ローンの返済を受け取る権利を買い取ることは困難だが、小口に分けられたものであれば買い手がつく。
    手持ち金以上に株を購入し売買することを信用取引という。信用買いは、手持ち金の3倍までお金を借りられ、それで株を購入。その後株の上下により売り、借金を精算。損得が生じる。信用売り(空売り)は株をかりて即売却し、いったん売却金を得る。その後の株の上下で株を買い戻す。そして株を借り先に借り株を精算、損益が生じる。
    ベンチマークとは、投資信託において、ファンドマネージャーが定める目標。通常、TOPIXの上げ幅を上回るなどの目標を立てる。
    ノンバンクとは預金は預からず、融資のみを行う金融機関。

  • 為替や金利、経済等幅広く扱っていて読みやすかった。初心者にはおススメです@

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著者プロフィール

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授1948年、東京生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程中退。学術博士(早稲田大学)。専門は、アジア太平洋地域の国際交流論、経済学教育論。主な著書に『アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書』『ガブッ!とわかる世界一やさしい行動経済学の教室』(小社)などがある。

「2013年 『アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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