はじめての百人一首ブック

著者 : 天野慶

• 幻冬舎 (2015年10月22日発売)

作品紹介・あらすじ

全日本かるた協会推薦、イラストでよくわかる!いちばんやさしい百人一首の本。百人一首を楽しく学べる!かるた取りにも強くなれる!音読・暗唱にも役立つ一冊!小学校低学年から。

感想・レビュー・書評

[akiuwaさんの感想 · 2016年9月26日]

[江東区図書館]

当時小１の娘のために「はじめての百人一首」を考案した、女流歌人天野慶さんによる百人一首紹介本。漫画仕立てとまではいかないが、恐らく「はじめての百人一首」で使われている札絵に歌であらわされる作者の気持ちを一言吹き出しで述べることで簡潔&印象的に歌の意味と雰囲気を表したもの。

更に気に入ったのは、各歌の下部に表形式で用意されたデータ一覧。名前や時代、決まり字や出典、人物紹介などを簡単に表しているだけでなく、部立て、ぼうずめくりでの役、五色百人一首の色分け、人気ランキングなどもマークで簡単に記している点。先に読んだ小学生〜やドラエモンなどの漫画仕立ての方を好む場合はそちらを、そうでなければ、もっとも薄く、簡潔にまとめあげたこの冊子の方が入門書&参考書としていいかも。　

※「はじめての百人一首」…取り札、読み札ともにイラストを入れ、小さなお子さんも絵合わせからはじめられるもので、親しみやすい30首を厳選したもの

著者プロフィール

1979年東京生まれ。主な著書に『つぎの物語がはじまるまで』（六花書林）、『エピソードでおぼえる！百人一首おけいこ帖』（朝日学生新聞社）など。カルタ「はじめての百人一首」（幻冬舎）考案。7歳・10歳・13歳の3児の母。

「2016年 『やだやだパパやだ！』 で使われていた紹介文から引用しています。」