気にしない生き方 (幻冬舎エデュケーション新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344979574

作品紹介・あらすじ

周りに気を使いすぎて疲れる。同僚や友人と自分を比べてしまう。過去の失敗をずっと引きずっている…。些細なことに思い悩み、他人に振り回され、自分を縛りつけてしまう背景には、何かしらへの"とらわれ"があります。とらわれている私たちが今この瞬間からできる実践が、余計な思いを手放すこと。臨床心理士の禅僧がシンプルで奥深い仏教の仏えを交えながら、気にしすぎ現代人の疲れた心を解きほぐします。

感想・レビュー・書評

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  • お坊さんが言っている事なので常識的で当たり前のことが多い。怒るな、物を大事にせよということである。この当たり前のことが出来ないので困るのだが。
    例えば、マナーの悪い人が許せないでは、「間違っている」という判断を一度手放してみよう。と答えている。「絶対に正しい」という判断を下しては判断停止になるという。仏教には感情に振り回されてはいけないという教えがある。
    さらに「自分が正しい」という思い込みも客観的に見る必要がある。

  • 臨床心理士の禅僧の言葉は、シンプルだが心に響くものがある。62の「とらわれ」に対して、それぞれ考え方が示されており、ふと悩んだとき、不安になったとき、心を楽にする方法を探す手掛かりになるような気がする。

    「いたずらに時間を過ごして百歳まで生きるより、短くても一日一日を深く生きることの方が圧倒的に人生の密度は高い」という言葉。やっぱり今を大切にということ。

  • ものすごく読みやすいお悩み解決本。

    理論的背景は、禅と臨床心理学。著者は、どちらの専門家でもあるので、この手の本の “怪しさ” を感じさせないのは天晴れ!!

    というか、幻冬舎だから当然か。

  • お坊さんで、臨床心理士。

    ふと漠然とした不安を感じた時や、感情をコントロールできないときな読むと良いかもしれません。未来に不安を感じるよりも、過去の行為を引きずるよりも、今に目を向けることはやはり、大切だと思います。

    過去、未来は変えられませんが、今は自分の気持ち次第で変えられる。今が変われば、過去か生きてくるし、未来だって強く見据えることができる。

    言葉はすべて過去のものというのは、新しい発見でした。

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著者プロフィール

吉村昇洋(よしむらしょうよう)
1977年3月広島県生まれ。曹洞宗八屋山普門寺副住職、公認心理士、臨床心理士、相愛大学非常勤講師。駒澤大学大学院修士課程修了(仏教学修士)。広島国際大学大学院専門職学位課程修了(臨床心理修士)。曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヵ月間の修行生活を送り、現在は、精神科病院に勤務する傍ら、禅仏教や臨床心理学、精進料理、仏教マンガに関する講師、執筆活動も積極的に行っている。著書に『精進料理学』(春秋社)、『心が疲れたらお粥を食べなさい』『気にしない生き方』(幻冬舎)、『週末 禅僧ごはん』(主婦と生活社)などがある。

「2021年 『心とくらしが整う禅の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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