- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344980686
作品紹介・あらすじ
老人に席を譲らない若者を責めるのは間違っている。責任は、長く生きることの尊さを教えてこなかったぼくら大人にある。戦前は、「心」がどうあるべきかを教えることのできる大人が大勢いた。しかし戦後、豊かで便利な生活を目指すあまり、誰もがモノやカネに執着し、結果、美しい日本の風習や風景がどんどん消えた。ぼくらはそれを嘆くが、まさに自業自得。今こそ、古き良き文化や知恵を若者や子供に伝える最後のチャンスだ。それができないぼくらに、もはや存在価値はない。言っておかなければ絶対に後悔する、魂の人生論。
感想・レビュー・書評
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著者の大林宣彦さんは1938年生まれなので、著者が70歳位の時に刊行された本になります。
なお、大林宣彦さんは、今年の4月に永眠されています。
65頁まで読んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容云々より、完全に釣りと化しているこのタイトルはいかがなものか。出版側の見識を疑う。売れてナンボとはいえちょっとひどい。中身は団塊世代には先輩からのアドバイス的に聞こえるような話で、団塊より下の世代にはちょっとささらない感じ。
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大人が子ども・若者への関わり方のヒント
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題名に惹かれて読んでみたが期待はずれでした。
団塊世代のそのまた上の世代の著者が今の日本社会全体を悲観主義的に振り返っている。
戦後アメリカナイズされた社会で、人々が「心」を失い美しい日本の風習や風景を失ったことに対する嘆きやそうしてきた自分たち大人世代の反省を延々とつづっておられるが、そういった上から目線の悲観はとてもしんどかった。 -
なぜ若者が老人に席を譲らないかというと、若者に未来があるという実感がないから(明日死ぬかも知れない)
これって、現代の若者の9割が幸せと答える理由として今が一番てっぺんで後は世の中が悪くなる一方というのに通じるのかもしれない。
年寄りの知恵話を聞くような感じでした。
・まずそうな豆から食べるとその中で一番おいしいものを食べている
・世の中が各論化されすぎて全体をみる力がなくなった
・アメリカ文化 スクラップアンドビルト
・今の教育は文明と経済を発展させるハウツーになって文化を発展させない・・文化って何だろう 教育って何だろう 教育=制度でいいのか -
映画監督である大林宣彦氏が考える、若者論です。著者が覚えている古き良き時代と今の若者の共通点を無理に見つけ出し、ノスタルジックに語っている感じもします。
共感できる部分も多いですが、うーんと思う箇所もありという感想です。 -
高度経済成長と人間の欲深さ
便利になったけど、それは決して幸せにはなっていないという現実
教育とか環境とかで人間決まっちゃいます。
ナンバーワンよりオンリーワンを
間違いないですね。 -
いろいろ批判はありますが、今の若者にも
いろいろな事情があるということでしょうか。