ほめことば練習帳 (幻冬舎新書 や 4-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 89
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980761

感想・レビュー・書評

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  • ほめことばを知りたくて読書。

    練習帳と言うよりは褒め言葉の歴史を学ぶ本。江戸時代には今と反対の意味だったり、江戸時代に生まれた言葉も多いことが分かる。

    おはよう、こんにちは、こんばんが全て褒め言葉に由来することは初めて知った。
    それぞれ、お早い、今日はよい日和ですね、今晩はご機嫌いかがですかが省略された言葉なんだそうだ。

    毎日使う言葉なのに歴史を知らなかったのは恥ずかしくなる。それにしても褒め言葉が挨拶の国って素敵だな。

    「成る程ですね」は文法的に正しいのか。単独の感嘆詞だから「ですね」を付けるのは正しくないと認識していた。

    もっとボキャブラリーを増やして惹きこませる文章を書けるようになりたい。

    読書時間:約35分

    本書は在大連領事事務所でお借りしています。有り難うございます。

    • だいさん
      >「成る程ですね」

      これ、アルバイトが注文とったあとに、
      「以上でよろしかったでしょうか?」と同じ感覚じゃないですか?
      >「成る程ですね」

      これ、アルバイトが注文とったあとに、
      「以上でよろしかったでしょうか?」と同じ感覚じゃないですか?
      2014/09/10
    • びあしん慶次郎さん
      なるほど、そうですね。
      (これは感嘆詞としてのなるほどですね、ややこしい)
      なるほど、そうですね。
      (これは感嘆詞としてのなるほどですね、ややこしい)
      2014/09/11
  • この本を読むと、こんな表現や言い回しがあることに気づく。何にでも応用が効き便利な一冊。

  • 普段何気なくつかっている言葉のもともとの意味、成り立ちが解説されているので、新鮮です。
    「綺麗」という言葉は、漢語「美麗」からきているそう。日本人は、「キレイ」の音が気に入り、多くつかったようで、現在では「綺麗」が一般的に使われているというお話は、ヘェ〜っと感心して何だか心温まりました。
    本のタイトル「練習帳」という点では物足りない気もしますが。

  • 期待していた内容とはすこし違っていた。他人を褒めるために使う単語について一つ一つ簡単に解説をしてくれているので、こういう場面にこういう単語を使えばいいんだな、ふむふむ、と思いながら読む事ができた。繰り返し読んで、褒め言葉の達人になりたい。

  •  ほめられるということは、嬉しいこと。だから、ほめことばは「ことばの贈り物」である。しかし、日本人は世界の中でもほめることが苦手な民族である。「ほめる」の語源は「秀(ほ)む」または「祝(ほ)ぐ」。つまり、「おめでとう」も「よかったね」も立派なほめことば。また、あいさつで使う「おはよう」は、「お早いですね」、「こんにちは」は「今日はあなたに会えて嬉しい」、「こんばんは」は「今晩はとても綺麗ですね」などが省略されたもので、元来はほめことばである。

     人は、自分が幸せでないときは、他人を祝福したりほめたりすることができない。だから逆に、人をほめれば幸せになれるというのが著者の一番強調したいところだ。「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しくなる」「怖いから震えるのではなく、震えるから怖くなる」と言った心理学のジェームズ・ランゲに倣って、「素晴らしいからほめるのではなく、ほめるから素晴らしくなるのだ」と。

  • いわゆるハウツー本ではなく、ほめ言葉(由来や使い方など)を集めた「辞書」のような本。
    1日1語ずつ読む度に、日本語というものは美しいと実感。

  • タイトルだと教育か育児関係の本に思えるが、実際は日本語の教養本だ。「感動」「敬意」「潤滑油」「魅力」「応援」「幸せ」というステップで、ポジティブ言葉の意味と語源を解説してくれる。よく耳にする言葉もあれば、初めて知るものも結構あり、ちょっと量が多いので覚えきるのは無理だが、これだけ前向きな語句が連射されると、否応無しに明るい気持ちになれる。他人をほめるだけではなく、自分自身の応援にも役立つ虎の巻。

  • その場面に適した誉め言葉の使い方を説明している本と思い読んだのですが思っていたものと違いました。
    様々なほめことばの由来や変化等の説明が多く、女性的な感性でコメントが付けられていました。
    それでも知らない言葉を知れたり普段使う言葉の由来が知れたりと参考になりましたがタイトルの『練習帳』は内容と少し違うと感じます。

  • ほめ言葉の練習をして上手になりましょうという主旨のものではありません。ほめ言葉という素敵な贈り物を集めた六つの引き出し・・(「はじめに」より)
    1.心地よさを素直に感動を伝える
    2.関心をもつ、敬意を表する
    3.潤滑油としての役割
    4.自分を磨く、魅力を引き出す
    5.人を育てる、人生を応援する
    6.無意識に使っている、幸せになる

    本書を読むだけで、ほめ言葉の練習になるわけではないが、「あら探し」とは逆の「ほめポイントを探す」意識につながりそうな素敵な言葉たちとその語源や関連する言葉などが紹介されており、前向きで豊かな心を養う情報と感じられた。
    19-133

  • うーん、なんというか、女性のたしなみ本みたいな感じで、なんだかなーだが。あっという間に読める。

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著者プロフィール

■山下 景子(ヤマシタ ケイコ)
兵庫県神戸市生まれ。
武庫川女子短期大学国文科卒業後、作詞家を目指し、「北海道・北賛歌コンクール」「愛知・名古屋マイソング」で最優秀曲など、数々の賞を受賞する。
初めての著書『美人の日本語』(幻冬舎)は26万部を超えるベストセラーに。
他に『花の日本語』『ほめことば練習帳』(幻冬舎)、『しあわせの言の葉』(宝島社)、『日本人の心を伝える思いやりの日本語』(青春出版社)、『大切な人に使いたい美しい日本語』(大和書房)、『手紙にそえる季節の言葉365日』(朝日新聞出版)などがある。

「2021年 『万葉の鳥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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