親子のための仏教入門: 我慢が楽しくなる技術 (幻冬舎新書 も 5-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344982024

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  • 人間とロボットの違い   

    電車の中である男子学生達が、
    「人間とロボットの違いを宿題に出された、どういう違いがあるの」
    と話し合っていた。
    それもどうやら生物と機械などというレベルでの話ではないようで、
    心を持つかどうかのような次元での話のようであった。
    そうするとまず「心」とは何であるか、
    これを定義しなくてはならない。
    学生達はああだ、こうだと話をしており
    その光景にはほれぼれとするものを感じたが、
    特に発展する様子もなく、各自の帰路のため駅から
    降りていってしまった。

    車中に残った私はその議論を引き継いでみた。

    ロボットは人間が作ったもので、人間のためになるものであるが
    いざ違いを明示するように言われると
    まず人間に心があると言うのはどういうことからなのか
    そして心が感じると言うことはいかなることか
    脳科学では「クオリア」などというそうだが
    一体なんであろうか。

    五感と同等の機能を持たせて判断させたりすることは
    ロボットにも出来る
    とすればロボットに出来ない心の部分、
    それは割り切れないもの、計算できないものだろうか。
    感情の端緒となる何かであろうか。

    それはそうと、ロボットとは人間がどうであるかということを
    逆に考える機会を与えてくれるものでもあるのだ、
    としみじみ感じさせられた。

  • 仏教が分かったような分からないような結局はよく分からない。
    むずかしい。

    まずは、座禅だな。
    心を無にすることが大事だとみた。

  • 副題が「我慢が楽しくなる技術」。

    キャッチコピーに「勉強・ビジネスで効果絶大。手仕事で『無我』に到れ!」。

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著者プロフィール

1927年(昭和2年)、三重県に生まれる。名古屋大学工学部電気学科卒業。工学博士。東京大学教授、東京工業大学教授を経て現在、東京工業大学名誉教授、日本ロボット学会名誉会長、中央学術研究所講師を務める。ロボットコンテスト(ロボコン)の創始者であるとともに、「不気味の谷」現象の発見者であり、約五十年にわたって仏教および禅の勉強を続け、仏教書の著作も多い。紫綬褒章および勲三等旭日中綬章を受章、NHK放送文化賞、ロボット活用社会貢献賞ほかを受賞する。おもな著書に『機械部品の幕の内弁当─ロボット博士の創造への扉』(オーム社)、『今を生きていく力「六波羅蜜」』(教育評論社)、『親子のための仏教入門─我慢が楽しくなる技術』(幻冬舎新書)、『退歩を学べ─ロボット博士の仏教的省察』『仏教新論』(ともに佼成出版社)等があり、共著に『ロボット工学と仏教─AI時代の科学の限界と可能性』(佼成出版社)がある。

「2023年 『般若 仏教の智慧の核心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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