- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344982390
作品紹介・あらすじ
オリオン座の中で明るく輝く赤い星ベテルギウスは晩年を迎えている。星が一生の最後に自らを吹き飛ばす現象「超新星爆発」。ベテルギウスは今、いつ爆発してもおかしくない状態にある。地球からこんなに近くで起きる超新星爆発は史上初のこと。過去、超新星は数々の宇宙の謎解きに役立ってきた。ベテルギウスが爆発したら何が起こるのか?二〇一一年にノーベル物理学賞を受賞した「宇宙の加速膨張」という衝撃的な事実は、どのようにして明らかになったのか?超新星の最新研究をやさしく解説する。
感想・レビュー・書評
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2017.5.10ブックいとう100円
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ブックオフ売却
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20190315 下京図書館
いつベテルギウス爆発の影響が地球に到達するか、と気が気でない。 -
新書文庫
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いつ超新星爆発してもおかしくないというオリオン座のベテルギウス。
ベテルギウスが爆発したら何が起きるのか。
そして宇宙が加速膨張しているという最新の宇宙論について。
取り敢えず、ベテルギウスが爆発しても地球にガンマ線が降り注ぐことはなさそう(*´∀`)-3 -
この本によると、2012年人類史上最大の天体ショーが始まるかもしれません。オリオン座の中で明るく輝く赤い星ベテルギウスは星として晩年を迎えています。いつ超新星爆発を起こしてもおかしくない状態とのことです。超新星の最新研究をサイエンス・ライターの著者がやさしく解説してくれています。
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超新星を中心とする宇宙の最新研究をやさしく解説。
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オリオン座で最も明るく輝く赤い巨星、ベテルギウスがいつ超新星爆発を起こしてもおかしくないという最新の観測結果の紹介から始まって、星の誕生と進化、超新星爆発のメカニズム、天体観測の歴史から超新星爆発の研究の最前線、そして2011年のノーベル賞受賞対象となった宇宙の加速膨張の発見までを(駆け足気味ながら)わかりやすく解説した本。面白い。
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ベテルギウスのみならず、最新の宇宙の動向という未知の分野に関して記述した一冊。
宇宙物理学の入門書としては最適。 -
高校の時、物理は全くお手上げだった私がこの年になってこの手の本を読み漁るとは。
でも宇宙は面白い。
物理学が理論を構築し観測によって確かめる。予想外の観測値が得られた時、それを元に理論が書き換えられる。
宇宙は加速膨張している、という結論にたどり着くまでのストーリーは本当にエキサイティングです。
タイトルのペテルギウスはオリオン座に赤く輝く星。赤色巨星で太陽以外で唯一、表面の様子を観測できるほど大きいのだそうです。
その星の光度に変化があり近く爆発して超新星になるのでは?と予想されています。そして超新星の研究が加速膨張宇宙を解明した、と。
文系の私でも着いていける本でした。