人生の正解 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 79
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344985582

感想・レビュー・書評

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  • 定年シリーズを愛読した勢古浩爾。
    71歳になって、どんな筆致で留飲を下げさせてくれるのか、と期待して読んだ。
    まあでも、題名負けしたよな今回は、面白かったけど。

    まえがきで勢古は云う

    いつの時代でも、どんな社会でも、無名で目立たず、裕福でもなく、地道で生まじめな人が多数である。
    そういう人にとって、まっとうな人生の条件とは「誠実」「力を尽くす」「負けない」の三つだとわたしは考える。
    人生は思い通りにならない。
    しかし、人に誠実に対処し、仕事に力を尽くし、何事にも負けなければ、だれはばかることのないまっとうな人生であると思う。

    もうこれに尽きてしまうんだな勢古の話は。

    あとがきによると2018年秋に脳梗塞で入院したという。
    幸い何の後遺症も無く回復したらしい。
    編集者との打ち合わせを終えて夕方4時ごろ帰宅、直後に倒れて、すぐに症状が消えたのでグズグズしてたら、今度は夜10時ころにまた症状が出た。
    それでも救急車を呼ばずに優柔不断を決め込んでいたら1時ころに三度目の麻痺、さすがに救急車を呼んだという。
    脳梗塞を発症した者の判断は全く当てにならず本人が何を言っても問答無用で救急車を呼ばないといけないなあ、と思わせるエピソードである。

    勢古浩爾には、まだまだ頑張って欲しい。

  • ネガティヴケイパビリティを身に付け、まじめに生きろってことかなあと理解した。目立ったりするのはいいけど、そればかりが正解ではないと。
    後半は著者のグチっぽいところが目立ってちょっとげんなりした。

  • 「人生に正解があるのか」がテーマ。 著者の本は面白いのでよく読んでいるが、これまでに読んだ投げやりの定年本と違って、真面目にテーマを設定し、関連する本や文章を引用しながら人生について考察している。 相変わらず話があちこちに脱線するけれど(いい息抜きにはなるが)なるほどと思う話も多かった。 著者は、人生に正解とかそういうものはないと断じているが、同感である。人間は、誠実に、力を尽くして生きることだけを考えれば良い。加えて、負けない気持ちや心の強さがあれば、人生を全うできるはず。 金や名誉、他人の暮らしぶりは関係ない。 著者が他の本でも書いているように、結局は人生は自己満足で良いということなのだろう。

  • この手の本は、今後読まないコトにした。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/724466

  • 後半は著者の熱を感じて面白かった。

  • あなたのことを見てますよ。良く頑張ってますね。それで救われる。何も変えれない。それしかできない。
    毎日生きるだけ。

  • 内容紹介
    クイズには必ず正解がある。ならば、人生に正解はあるのか??
    正直にいえば、そんなものはない。だが「正解」の人生を「まっとう」な人生と読み替えるなら、はたして自分の人生はまっとうだったのか、と問うことはできる。人は年を取るにつれ、後悔とともに過去を振り返ることが多くなるが、死ぬ前に一度、自分の人生がまっとうだったのか考察するのはどうか⁉️著者はまっとうな人生の条件とは「誠実」「力を尽くす」「負けない」の三つだという。なぜ、そういえるのか? 読めば、不思議と生きるチカラ!!!が湧いてくる画期的人生論。

  • 東2法経図・6F開架:B1/11/556/K

  • 常に職場の人に気を使い、自分に嫌気がさすことに対して、気分を晴らしてくれる一冊。もう一回読もう。

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著者プロフィール

1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に入社したが2006年に退社、執筆活動に専念。「ふつうの人」の立場から「自分」が生きていくことの意味を問いつづけ、『まれに見るバカ』(洋泉社・新書y)で話題に。その後も『アマチュア論。』(ミシマ社)、『会社員の父から息子へ』(ちくま新書)、『定年後のリアル』(草思社文庫)など著書多数。

「2017年 『ウソつきの国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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