思考中毒になる! (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 890
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344985971

作品紹介・あらすじ

今日一日、あなたはどれだけ「思考」しただろうか? 物思いにふけったり、過去を思い煩ったりするような堂々めぐりの「考えごと」は「思考」には含まれない。「どうすれば面白くなるか」「どうすればお客さんが喜んでくれるか」等々、何かをよくするために工夫したり、新しい企画を生み出すことこそが「思考」である。考える達人になるには、寝ても覚めても常に考え続ける「思考中毒」になればいい。すると面白いほどにアイデアが湧き出てくる。ならば、どうすれば思考中毒になれるのか? そのための秘策を網羅。

感想・レビュー・書評

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  • 本を読んで感じたこと、考えたことをこのブクログに残している。最初の頃は面白かったなんて書くだけだったが、気に入った箇所を書いたり、違うことに考えが飛んだことを書いたりして、少しづつ思考するということができて、結果がブクログで確認できる。これからも続けて、本から刺激を受けながら、自分の知識や原動力にしようと思う。

  • 自分の中で考えた思考の内容をノートやメモに残しておくことの重要性を強く認識することができた1冊だった。
    手を頭の中の思考と同様に動かして書きなぐることによって面白いくらいに次から次へとアイディアや思考が先へ先へと持続していく感覚を本を読んでいく中で、実際に体感することができた。
    本当に書いていくうちに言葉が浮かんでくるから、それが楽しくて面白くて、考えることが癖になりそうだ。
    続けていく中で、もっと自分の考えを深掘りしていけるようになりたい。

  • 目次
    なぜ考え続けることが最強なのか
    考え続ける習慣をつける
    思考のクオリティを上げる
    「読む・書く・話す」で考え続ける
    アイデアを生む思考力

    「智・仁・勇」孔子の教えに加えて「笑い」も大切だと齋藤先生は言う。なぜなら、「笑い」はクリエイティビティが発揮された高レベルの思考だからである。
    具体例や大学の授業での実体験が書かれていて、思考中毒の世界に足を踏み入れやすく感じた。
    与えられたものをただこなすのではなく、自分ごととしてもっと面白い方法はないか考える。
    思考中毒になることは人生を楽しく充実させることにつながる。

  • 思考術・アイデア術のヒントを、自身や教え子が実践した結果も交えて紹介してて分かりやすい。
    出されている手法や考え方自体は類著で読んだ内容だったりはするのだけど、この本のキモは「最初はめんどくさがってた学生が、次第に楽しく取り組めるようになった」様子を紹介してるところにあると思う。
    (学生時代たいがい不真面目だった身としては「ほんとかよ?」って思ってしまったりはするんだけどね)

    と、後半の内容は楽しめたのだけど、そこにたどり着くまでの前半の論点がちょっと掴みにくかった……。
    言いたいことは伝わるからこそ、全体の論旨と矛盾する部分とか関係ない部分がノイズになるというか。
    そのノイズを授業の合間の余談のように楽しむのが齋藤孝らしさ、なのかなぁ。他の著作読んだことないから分からないけど。

  • 「考える」という行動をここまで楽しみながらする人もいるのかーと刺激になりました!思考中毒は活字中毒から始まるそうで、「わかるー」という考え方もいくつかあったので私も中毒になりかけてるのかな…
    読んでいてわくわくしてきたので、私も思考中毒になるべく「考える」ことを楽しむ工夫をしていこうと思いました。

  • さっと立ち読み
    この人はよくこんなに沢山本を書くねー
    ただ、内容は似通ってるところも多いけど

    この本は、他の本に比べて目新しいことが書いてあるわけではない
    思考をすぐにメモすること、かつそれは手書きの方が良い
    思考の中身よりもまずは習慣つけること
    ここらへんは0秒思考と一緒のこと

  • 思考を繰り返すほど思考していないことに違和感を感じるようになり、常に思考していないと気持ち悪く、常に思考をしてしまう。これが思考中毒である。

    そのためには、普段の隙間時間などから思考をする意識を持つことが必要である。初めは短時間、低クオリティの思考で良い。どんどん体力がついてくると長時間、ハイクオリティな思考が自然とできてくる。

    思考力を鍛えるためにはまずは読書が手っ取り早い。ただ読むのではなく3色ペンで線を引きながら読む。それをアウトプットしてみる。(書く、話す)それによってただ漠然と読むのではなく思考しながら読書を進めることができる。

    仕事においても思考をする癖づけが必要である。単純作業の仕事をするにしても、どうすればもっと楽に仕事ができるか、どうすればもっとシンプルになるかを突き詰めて思考してから作業に移ることで、単純作業であっても楽しく効率的に進めることができるようになる。

    思考というものは基本的に抽象化しやすいものである。適度に具体化と抽象化を切り替えることで、思考を形にしていくことが必要である。例えば分かりやすいスローガンに落とし込むことなどがその典型例である。

    思考を深めるには比較が有効である。
    一見似ている2つのものに違いを見出す。逆に全く異なるように見えるものに共通点を見出す。この2パターンの思考法で大抵の物の理解を深めることができる。

  • 年齢と共に思考力が低下していると言い訳していた自分に、いいクスリになった。

  • 考える習慣をつけるためのアイデア集、といった印象。既に取り組んでいたものもあれば、なるほど、と思うものもある。思考中毒者の思考のプロセス、換言すれば思考中毒者はどのようにして思考を組み立てるのか、そのあたりも気になる。

  • <まとめ>
    ・「考えること」は何かを生み出す行為である
    ・考え続けることは気持ちいい
    ・思考中毒になると生きるのが楽しくなる
    ・記録すると「潜在意識」に働きかけられる
    ・思考の「質」より「習慣」を重視する
    ・思考中毒になる環境を整える
    ・思考を持続させる秘密兵器とは
    →チョコレート
    ・3色ボールペンを使うと、思考が止まらなくなる
    ・ラクをしたいから考える
    →齋藤孝さんは、ズボンとパンツ、靴下を同時に脱ぐ→透明人間みたいと言われたらしい
    ・「極限までシンプルに」考えられるか

    <私がやること>
    ・3色ボールペンを使って読書をしてみる
    ・齋藤孝さんを見習い、ズボンや下着の同時脱ぎを試す
    ・思考中毒を楽しむ

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

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