- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344986398
作品紹介・あらすじ
「パパ活」とは、女性がデートの見返りにお金を援助してくれる男性を探すこと。主な出会いの場は、会員男性へ女性を紹介する交際クラブか、男女双方が直接連絡をとりあうオンラインアプリ。いずれもマッチングした男女は、まず金額、会う頻度などの条件を決め、関係を築いていく。利用者は、お金が目的の若い女性と、疑似恋愛を求める社会的地位の高い中年男性だ。ここにコロナ禍で困窮した女性たちが一気になだれ込んできた。パパ活は、セーフティネットからこぼれ落ちた女性たちの必死の自助の場なのだ。拡大する格差に劣化する性愛、日本のいびつな現実を異能のルポライターが活写する。
感想・レビュー・書評
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■ Before(本の選定理由)
アプリなりよく聞くキーワード。
女子大生の小遣い稼ぎ?のイメージ。
■ 気づき
先日の国際調査でも、日本は男女格差が世界116位と報道されていた。パパ活女子自体は二極化していて、港区女子を代表するカジュアル層(でもセックス有り)と、経済的な理由の貧困層。
大学生であれ中年女性であれ、貧困層は心も体もボロボロで、悲惨。
■ Todo
疑似恋愛を求める男の気持ちは分かるが、金の繋がりで虚像を相手にしているよう。ホテル行きを巡る攻防だけが続き、誰もハッピーじゃない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
俗っぽいけど、具体的で詳細で面白い新書ってなかなか無いから面白いしいい本だなぁと思った。
僕のような若者でも読もうと思えるし内容も入りやすい。
それでいて日本というか東京の恐ろしくも現実の部分を考えられる本だった。
ほとんどの新書は、現象が1番にあり読者にとって大切なのに、高尚な理論を文章にしようと小難しい言葉をこねくり回している印象がある。
リテラシーがあると錯覚している読者もその論じ方に満足しているのかなぁと思った。
批判はしていません。賢い方達ごめんなさい。 -
パパ活の実態がよくわかる。
自分が思っているよりも、厳しい世界であり、楽なものではないようだ。
自分は体を売ることには反対だが、類は友を呼ぶというように、周りの友達がパパ活をしていたら簡単なものだと思ってしまうのだろうか。
中年の男性は若い女の子に憧れを抱き、若い女の子は自分の若さに価値を感じて、お金を稼ごうとする。
双方にとって良い関係のように聞こえはするが、人間の心というのはそんなに単純なものではないから、双方がうまくいっていることは少ない。
そして、倫理的にもどうかなと思う。 -
特に日本人男性は若い女性が
好きだなと思う、そして日本人女性は
若い事に価値があるとわかっている。
パパとパパ活女子の目的が
噛み合っていない現実。
身体の関係をもつことなく
うまくパパ活で稼いでいる女の子の
手腕にビックリというか感心したのと、
彼氏がいるのに、定期的に会うパパがいて
身体の関係もある女の子なんかも
単純に凄いなと驚いた。
彼氏にバレた場合は、
どう処理するんだろう。うしろめたさや
罪悪感なんかはないのかな。
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日本社会の認めたくない現実。
カネとジカンの非対称性、アンバランスな需給。
コロナで崩れた若者の生活。
価値観の多様化など、考えさせられる内容。
だからといって今の娘に何を伝えることが出来るのか、本当に難しい。 -
(2023年3月)
女性がパパ活をする理由は、貧困だったり経済的虐待が理由だったり、結局はカネ
むやみにやめろ、というのではなく、今晩の原因を解決すべきではないか、と思った。
「パパ」側のパパ活をする理由も書かれていた。 -
パパ活にもランクみたいのがあると知る。
昔、歳の離れた嫁を持つ金持ちのお爺さんが謎の死を遂げて世間が騒いだが、その爺さんは嫁に月100万のお小遣いをあげていたと聞いた。
社交クラブみたいなとこで知り合ったとも聞いた。
今思えばそれはパパ活ってやつで、定期の太客と結婚した類かな?と。
しかもsnsで知り合うやつじゃなく、ちゃんとした交際クラブってやつだったのかな?
この本読んで知らない世界の扉を覗き見してしまった。
若い子だけかと思いきや、そうじゃないのまで…
覗き見だけで
深入りはしたくない世界。
パパを斡旋する会社が存在することもこわい。
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なりたくてパパ活女子してるわけじゃない人も多くて、生まれやタイミングが違えば私も生きるためにパパ活女子になってたのかもしれない
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ディストピア
パパ側のニーズは疑似恋愛
お茶だけでめっちゃ稼ぐやつもいる、なんならそっちのほうが多そう。
一回目だけ会ってそのあとはさよならが多い
パパ側のニーズがわかってない女子が多い
40以降の人から向けられる欲は気持ち悪いらしい
どれだけいい人でも、どれだけ貢がれていても… -
最近、インスタグラムで海外旅行に頻繁に行く女友達が増えた。異国の写真を投稿しているが、写っているの自分だけ。パパ活なのでは?と思いつつ、本当にそうだとしたら、パパ活という言葉に置き換わっただけなのに、そう思われても特に問題がなくなったのか。