量子で読み解く生命・宇宙・時間 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344986459

作品紹介・あらすじ

生命は活動し、物体は形を持ち、時間は流れる。物質や光の最小単位・量子は、これらのあらゆる現象と関わりを持つ。だが量子には謎が多く、運動方程式など、私たちが住むマクロ(巨視的)な世界の物理法則が通じない。その正体すら判別できず、教科書でも「粒子であり波でもある」という矛盾を孕む説明がなされる。本書では「粒子ではなく波である」という結論から出発し、量子を巡る事象の解明に挑む。細胞の修復、バラバラに砕けない金属、枝分かれしない歴史……こうした世界の秩序は量子が創っていた――。日常の見え方が変わる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 2022/07/26 amazon 399

  • 「電子は粒子なのに、なぜか軌道が決められない」は不思議な事態で、「電子は波動で有り、外部からの作用で定在波が乱されない時に限って粒子のように振舞う」は奇妙ではない。<=そもそもこれが分からなかった。残念。もう少し基礎知識が必要かも。部分的だけど色々な物理学者の論争は読んでて面白かった

  • 最悪、普通の本の中で一番アカンわ。以上

  • 東2法経図・6F開架:B1/11/643/K

  • 理論が深まる歴史を知っておかないと、有名なフレーズだけ知ってわかったような気になってしまう

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著者プロフィール

1956年三重県生まれ。大阪大学理学部物理学科卒業、同大学院博士課程修了。理学博士。専攻は、素粒子論(量子色力学)。東海大学と明海大学での勤務を経て、現在、サイエンスライター。 著書に、『時間はどこから来て、なぜ流れるのか? 最新物理学が解く時空・宇宙・意識の「謎」』(講談社ブルーバックス、2020)、『量子論はなぜわかりにくいのか 「粒子と波動の二重性」の謎を解く』(技術評論社、2017)他。

「2020年 『談 no.117』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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