ウイリアム・グラッサーWilliam Glasser 医学博士。1925年生まれ。ウエスタン・ケース・リザーブ大学医学部で博士号修得。精神医療の新しいアプローチ『現実療法(リアリティ・セラピー)』を著し、広く影響を与えると共に、精神科医として幅広く活動。公教育に関心を持ち、教育で上質を追求する改革に試 み、『クオリティ・スクール』を著した。クオリティ・スクールの取り組みは全米で250校にわたり、明確かつ高度な基準があるにもかかわらず、それを達成してクオリティ・スクールの認証を受けた学校が出現している。また、選択理論を地域社会に浸透させる試みがニューヨーク州のコーニングで始められ、各地に飛び火する気配がある。 グラッサーのアイディアは、カナダ、オーストラリア、アイルランドのような英語圏だけでなく、ロシア、クウェート、イスラエル、韓国、シンガポール、フィリピン、イラン、マレーシアにも広がりを見せ、60数ヵ国に広がっている。日本では1986年以来集中講座が開催されている。2013年8月、88歳で他界した。
「2000年 『グラッサー博士の選択理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」