- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784378041483
作品紹介・あらすじ
わたしはプリンセス・ジージー。わたしの王国、それはアフリカの空と土ぼこりのたつ大地。でも、そこに水はない。だからわたしは、朝はやくおきて、ずっとずっととおくまで水をくみにいく。いつの日か、わたしの王国に、つめたくてきれいな水があるといいな。いつの日か、きっと。
アフリカの、ある水くみ少女の一日を描いた絵本です。もとになる話をしてくれたのは、スーパーモデルのジョージー・バディエルさんです。ジョージーは、有名なファッションショーや、雑誌のモデルとして、世界中で活躍しています。
ジョージーは、西アフリカのブルキナファソで生まれました。子どものころ、水くみをした経験があり、水がどんなに大切か、よくわかっています。ジョージーは、いまアフリカで井戸をつくる運動をしています。ひとりでも多くの人が、きれいな水を手に入れられるように、プリンセス・ジージーの夢みた王国が、ほんとうになりますようにと。
感想・レビュー・書評
-
日本って本当水に恵まれているんだなと思った。
ほぼ丸一日かけて水を汲みにいく。
汲んだからといってすぐに水が飲める訳でもない。
暑い中水も飲まずに歩いて水を汲みに行く。
日本に住んでいるといつでも水道の蛇口をひねればすぐに飲める水が出てくる。
それが幸せなんだってことに気付かされる。
…今能登でまだ水道が復旧していないところが1日でも1分でも1秒でも早く水が使えるようになりますように。
万博や裏金じゃなくて、今この時困っている人に正しく税金が使われますように。
そういう使われ方なら文句言わないよ。
これから暑くなる前に、早く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アフリカでは生活に必要なきれいな水を、わざわざ何キロも離れた井戸や川まで、毎朝くみに行かなくてはならない人たちが大勢いる。そんな日常を、一人の女の子の1日の生活を通して伝える絵本。あとがきには、西アフリカのプルキナファソの実際の写真が載っている。水の大切さを改めて子供たちと考えるのにお薦めの1冊。
-
毎日遠く遠くまで水を汲みに行く。
水を汲みに行かないといけないから学校に行く時間もない。そういう暮らしをしている人や子どもが世界にたくさんいる。
蛇口をひねればきれいな水が出てくる今の生活は、ありがたいことである。
6歳さん、真剣に聞いていた。 -
ぼくの、家は、水どうから、でるよ。
-
水のありがたさを感じる
2021絵本50 -
今も多くの国で水が不足している。
さらに砂漠化の進んでいる地域もある。
絵も文も素敵。 -
プリンセスと言っても、本当のプリンセスではない。
プリンセスのジージー、家庭でそう呼ばれている女の子のお話。
アフリカで普通に愛されて普通に暮らしている、女の子。
だけど、ここでは水を手に入れるのがとても難しい。
朝早くに起きて、頭に壺を載せ、遠い遠いところまで、お母さんと水を汲みに行く。
道中歌ったり、踊ったり、着いた先では順番待ちの間お友達と遊んだり、楽しい時間を過ごす。
やっと手に入れた水も決してきれいな水ではない。
一日かけて水を汲んできて、家事をして、寝て、そして翌日また水を汲みに行く。
決して不幸に暮らしているわけではないけれど、水をくむだけで終わる一日。
学校どころではない。
きびしい現実。
5歳、8歳娘に読み聞かせ。
5歳にはその厳しさが伝わらなかったようだけれど、8歳には何か感じるものがあった様子。 -
当たり前に水が飲めることって、幸せなことなんだと実感。世界の国々を知るきっかけになる絵本。
〇小学校低学年~ -
登録番号:0141946、請求記号:E/み