- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784382054516
感想・レビュー・書評
-
費用対効果を最適化する理念。
大学の「システム工学」「建築経済」の参考書として使用。コストを低減するには、部品を削るのでは無く、機能分野を縮小すべき、といった役立つ考え方が学べて良い。また、上層部への報告・提案を見据えて、改善活動を記録するワークシート(兼:報告書の添付資料)のフォーマットが練られている点も非常に良い。
ただ、当然この手法が優れているとの考えが前提になっているようで、他の考え方や手法と比べてより良いのか根拠や利欠点の説明があまい印象を受ける。
改善活動の手順に沿って説明され実務に際してハンドブックとしても使えるが、一方で全体像がつかみにくくなかなか核となる項目に行きつかない構成上の難はある。経験が無いとイメージしにくいところがあるので、具体的な一連の適用事例の紹介があってもよかったように思う。
目次
○VEの概論
1.企業経営の目的とVEの必要性
2.活動の歴史と発展の経緯
3.VEの概念と行動指針
4.実施手順の概要
5.適用対象と適用段階
6.VEと情報
○WSSの概要
7.ワークショップ・セミナー
8.WSSのすすめ方
9.チーム活動のあり方
○VE実施の手順
10.機能定義
11.機能評価
12.代替案作成
○VE管理
13.適用の管理詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
VEの基本が学べる本。
VEが何かを知っている人には少し物足りないかも。
VEの知識を再確認する意味で読むと、また違った理解があって良いと思う。
ファンクショナルメソッドについて知りたい方は、一読してみては? -
バリューエンジニアリング(VE)についての本。
VEとは機能分解して、代替品をくまなく探して評価して製品の価値を高めるという理解しました。
VEのキモは評価かな。機能の分解も代替品を探すのも大変だけれども、公平に評価することができなければよい代替品も採用されなくなってしまう。