僧兵盛衰記 (三省堂選書 108)

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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784385431086

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本。

    僧兵に特化した日本史
    僧兵盛衰記

    ぷらっと図書館の本棚を見てたら急に目に付きまして、目についたら最後これは借りねばならないという謎の使命感に苛まれ、もう片方に本をもっているのにも関わらず、合わせて借りた次第です。

    どうやら、ブクログではレビューはおろか、一人も登録してないようですぜ兄貴!ってな具合なほどマイナーな本のようですね。

    僧兵は如何にして誕生し、如何にして滅びたか。

    やはりというか仏教の教えもさることながら政治が絡むのよね。どこの世界も一緒だわね。
    僧兵は兵として立派な後ろ盾になりうるし。

    信長によって延暦寺焼き討ちされたけれど、君らは過去ずっと見ても、同門他門関わらず寺同士で寺や仏塔を焼きつ焼かれつを繰り返してるではないか。
    (皆殺しまでは行っていないですけど)
    宗の権威や誇示と面目、やれどっちが上だ下だとかね。
    大変ですね。ほんと。

    明治の神仏分離令が出るまで
    各々の寺はそれぞれの神社と通じていたという。
    すこぶる日本らしい感じがします。
    寺の僧兵が神輿(あるいは神木)担いで上洛するんですよ。朝廷に強訴するためですけどね。
    面白い。

    私の日本史もどうやらあやしい。
    応仁の乱って結局なにやってたんだっけとなったりしました。
    鎌倉、南北朝、室町あたりもちょっと読んでみたくなりました。

    兎に角、まったく謎の史を垣間見て爽快だったりしてます。

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