- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784391641486
作品紹介・あらすじ
1日24時間は変わらないのに、
短く感じたり、長かったり、足りなかったり。
もしかしたら「時間」は、
無意識に過ごす自分を映す鏡のようなものなのかもしれません。
徹底して非効率に時間を使うのは、映画監督の河瀨直美さん、
「未来は過去の価値を変えることができる」という理論物理学者の佐治晴夫さん、
80歳を過ぎてからプログラミングの勉強を始め、
シニアが楽しめるアプリを作ってしまった若宮正子さん、
家事代行サービスを使って「時間を買う」ことで優しくなれたという白田茜さん
ほか、様々な「時間の整え方」がここに。
効率だけではない、自分らしい時間の使い方を見つけてみてください。
感想・レビュー・書評
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「時間」とは、一体何者なんだろう。
60歳を過ぎてiPhoneアプリを開発し、本国のAppleに招聘されたおばあちゃんから、映像の描く「時間」に心奪われた河瀬直美監督、仕事に人生を注いできたバリキャリOL、震災を機に地方移住した家族、物理学者まで。様々な人たちの「時間」の価値観を紐解いていく。
さらには、ギリシャ哲学、仏教、キリスト教、物理学などの面からもアプローチ。「時間」という概念を深く考察していく。
企画の面白さが秀でていながら、柔らかい雰囲気の編集構成で読みやすい。すてきな一冊に乾杯です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私と同じ位の年代の方や人生の先輩方の時間の使い方、時間の整え方、またそれらへの考え方がとても参考になった。若い頃は時間は永遠にあるように思えたが、 50を目前にし自分に残された時間についてどのように過ごすかということをしばし考えるようになった。何を手放して、何を手に入れるか。自分が楽しく心地よく過ごすために、ちょっと努力をすることや仕組みを作ることもできる範囲でやっていきたい。また、一体何のために時間を作るのか=どんな暮らしをしたいのか、自分は何が好きで何を望んでいるのか、何が苦手でどんなことは耐えられないか…といったことも、考えておきたい。
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時間の使い方は時間の捉え方
時間に対しての考え方でかなり変わるなぁ。っていう感想。
それぞれがそれぞれの想いの中に流れる時間があって、子どもの一年は6歳なら6分の1。
でも、50歳の一年って50分の1。当たり前だけど時間の感覚として早くなるのはそういうこと。
っていうの読んで。
あ、ホントだな。と。
そりゃ。なんだか年取るとだんだん一年あっという間って思うよなぁ。と、我ながら納得しちゃいました。
大切な時間、いつ終わるともわからない時間を、気持ちよく使うためにやっているそれぞれのこと。
あーそういうのいいかもなぁと。思える時間の使い方ばかりでした!!!!
部屋を整えたら。次は時間を整えて、心を整えていきたいと思いました。 -
2018.12.1 読了
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どちらかというと、ゆとり時間を取り戻すという方向で、共感を持ちつつ読めました。
ただ、出てくる人の多くは仕事にかなりの裁量がある人な気がしました。普通の(?)会社員はなかなか真似できないこともあるかなと。