- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393203033
作品紹介・あらすじ
いま、世界的に関心が高まっている魔法や魔法使い、魔女の世界の真実を、ヨーロッパのみならず、インドやチベット、日本、さらには現代のテレビ・アニメまでも視野に入れて、宗教学の視点から明快に解き明かす。
感想・レビュー・書評
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そ、そうか…ナウシカも魔女……。
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大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/422996 -
まぁサブカルチャーや伝承に登場する魔女の体系とか、中国での魔女に当たるものがいなかったとか、ユーミンのスピリチュアル性とか、が描かれる。
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【投票者イチオシ】さし絵がとてもきれいで、表紙を見た瞬間に読みたい気持がある。https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001111449/?lang=0
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途中まですごく良かったのに!
東西を問わない魔女や呪術的巫女、はては鬼女や荒ぶる女神がこれでもかと記載されている。もちろん西洋の魔女狩りの陰惨さもたっぷり。
そこから、アメリカで生まれた「奥様は魔女」、さらに日本のアニメで大きなジャンルとなった魔女っ子ものにも言及(ただ、これらのアニメをこれから見ようと思う人はガンガンネタバレされてるから気をつけて!)。キューティーハニーやセーラームーンを魔女っ子ものに入れるのは大丈夫か?とは思うけれど。
そして魔女の手先とされた猫の伝承なども含めてとても興味深い本だった。
気になるのは何度も引用されている魔女の宅急便が、原作のものでなくアニメ版のものであること。ナウシカは原作にも言及したのに何故原作魔女の宅急便を一切出さない。不自然。
まあそこは置いといても様々な歴史や文化を下敷きにとても良い本でした。それだけにね。エンディングのいきなりの説教が意味分からなくて蛇足すぎる。
松任谷由実さんの「やさしさに包まれたなら」を空海の言葉と合わせて、気づけるなら周りに存在するすべてが悟りの道、とくっつけたのは良いのに、だから自分で動かないと変わらないよ不登校や引きこもりたち!と結んでしまうの残念×100。そりゃあなたはたくさんのそういう人たちと関わったかもしれないけど、そんな簡単に言えるものでないでしょう。十年以上前の本だから仕方ないの?
途中まで星5つだったのに。 -
魔法とか空想めいたお話は大好きです。そのせいか、なかなか現実社会とうまく付き合えない僕です。
この本では魔女とは何かを、西洋と東洋のそれぞれの歴史・宗教と絡めて論じています。とりわけ東洋の宗教神と魔法の関連性についてのお話はとてもおもしろいです。また、魔女にはどうして黒猫がセットでついてくるのかといった疑問も明快に解き明かしてくれています。
サブタイトルにあるとおり、スタジオジブリ作品『魔女の宅急便』との対比も随所に見られて、同アニメ作品のファンの方にはぜひおすすめしたい1冊です。 -
魔女の話を書くときの参考にしています。
意外な事実もたっぷりです。