聖母の博士と神の秩序: ヨハネス・ドゥンス・スコトゥスの世界

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393323618

作品紹介・あらすじ

中世思想の最高峰、ドゥンス・スコトゥスの哲学。ヴァチカン版スコトゥス全集完結を機に、「存在の一義性」「個別化の原理」「知的直観」など、その精緻で独創的な思想を多角的にわかりやすく紹介。中世哲学の特徴や日本との比較、キリスト教的背景などさまざまな視点を交え、アリストテレス、アウグスティヌス、アヴィセンナ、トマス・アクィナスなど錚々たる哲学者の見解を総合し、近代の科学・哲学にも多大な影響を与えた知の巨人の実像を明らかにする。

著者プロフィール

1952年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院哲学専攻博士課程修了。文学博士。専門はドゥンス・スコトゥスの哲学。現在、清泉女子大学非常勤講師、東京港グリーンボランティア代表。東京キリスト教神学研究所所長。著書に『スコトゥスの存在理解』(創文社)、『イエスと親鸞』(講談社選書メチエ)、『中世哲学への招待』『古代哲学への招待』(平凡社新書)、『「ただ一人」生きる思想』(ちくま新書)、『神を哲学した中世――ヨーロッパ精神の源流』(新潮選書)、『カントが中世から学んだ「直感認識」』(知泉書簡)、『天使はなぜ堕落するのか――中世哲学の興亡』(春秋社)など。訳書にドゥンス・スコトゥス『存在の一義性 ――ヨーロッパ中世の形而上学』(知泉書館)、『中世思想原典集成』(共訳、平凡社)など。

「2022年 『1人称単数の哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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