タッピング入門―シンプルになったTFT&EFT

  • 春秋社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393365045

感想・レビュー・書評

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  • タッピング療法について、とても詳しく、取っつきやすく書いてある良書。
    これを読めば、一通りタッピングを実践できます。
    僕はうつ状態で悲しくなることが多く、この本の通りに実践してみた結果、ほぼ抗うつ薬なしで過ごせるくらいに回復しました。数回やると、やるのを忘れるくらい効果があるので、忘れた頃にまたうつ状態になり、そういえば!と改めて実践して楽になり、を繰り返しています。

    重度の鬱病の方には効果があるのかはわかりません。過度な期待はしないほうが良いかと。

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  •  タッピングというツボをトントンとたたくだけで何とかなる治療法の本。

     最初に読んだ本は、わかりやすいのだが、そもそもなんで? 現場ではどう使われるものなの? もしかしてスピリチュアルなの? という私です。そんな訳でタッピング関連の(スピ臭のしない)本を読み始めています。

     この本はカウンセラーの女性が、何度もカウンセリングを行っても治らない患者にタッピングを試みることで劇的回復をしているという事例と、タッピングのやり方について説明するというもの。
     患者自身がタッピングの時に自分に言い聞かせるフレーズを見つけること、自分でできるようになることを主眼としていて、その手助けをしているだけというスタンスが眩しい。
     何もしていないと彼女は言うけれど、患者は「フレーズを見つける」というタッピングに至る前の一番難しいところを彼女に寄り添ってもらえるのはありがたいことだろう。

     いろいろなタッピングの手法についても書かれており、面白いが、確かに……これを最初に読んでいたらどこから手を付けていいかわからなくて手が伸びなかっただろうなと思う。
     タッピングをより深く知りたくなった時に読む本だろうか。

     私見なのだが、タッピングに効果があるというより、自分にとっての問題に気づくフレーズづくりがタッピングの効果の大きな割合を占めるのではなかろうか。

  • 内容はすごく有用なのに、数年がかりでようやく読了した本。自分が感情に飲み込まれる時、タッピングという処置により自力で乗り越える方法を紹介してくれています。身体の適切なスポットを指でトントンと叩くだけ。この有用な本になぜ何度も挫折したのかというと、第4章以降は具体的な事例の紹介だから。「もうだいたいわかった」という気持ちになれていると、具体事例は読んでいて退屈なのです。オチのわかる短編小説を永遠に読んでいるよう。急いでいる人は筆者自身も書いているように、3章までで十分だと思いますよ。

  • EFTはTFTもとにシンプル化したもの。

    非常にわかりやすく書かれていて知りたかったことがだいぶわかりました。

    TFTも今は色々な流派にわかれているようでそれらの技術もどのようなものかちょっと気になりますね。

  • 例ものっていて分かりやすく、実践しやすいと感じた。
    こうやらなきゃいけない、というより、試してみて自分に合わせてやり方を変えていい、というような書かれ方をしているので、タッピングを始めるのに堅苦しさを感じてる人には、日常生活に取り込みやすくできる一冊だと思います。

    他の本も読んで実践して、タッピングを自分のものにするためにまた戻ってきたい一冊。

  • タッピングについて分かりやすく書いてあった。
    手元に欲しい本。

  • 購入:2011/1/26
    読了:2011/1/27

    カウンセリングを受ける中で紹介された、「タッピング」の本を探していたらこれにたどり着いた。

    タッピングは、作者も繰り返し書いているが、主流医学からの科学的承認は得ていない。
    # ジュンク堂ネットショップだと「気・ヨーガ・瞑想」ジャンルに分類されてしまっているし。

    作者は、エビデンスに裏付けされていない療法は大嫌い、信じないと言う。冒頭では、「私に呼吸法なんて教えようとしないでください」と言い放っている。

    それでもこの本を書いたのは、タッピングを試したクライアントたちの結果を見てきたからだそうだ。彼らがタッピングを試すと、“なぜか効いてしまう”。



    以前、カウンセリングルームでカウンセラーに教えられながらタッピングをやったときは、特に効果が感じられなくて、そのまま次の療法(EMDR)に移っていったのだが、この本を読んで自分でやってみたら、そのときかかずらっていたイライラが消えた。

    消えたというよりは、そのことを考えなくて良くなった。イライラと、自分の心が、両方ともN極となって反発し合うように、イライラを感じようとしても、イライラがおのずから遠ざかって行ってくれる感じだ。

    何が違ったのかと言うと、タッピングしているときに自分が感じている感情だった。
    「たとえ●●だとしても、私はだいじょうぶ」というセンテンスを作り、●●には不快な思い出、恐怖・苦しみ・イライラの原因などを入れる。最初私は、センテンスを言いながら、<私はだいじょうぶ> ということを強く感じようとしていた。しかしその場合はあまり効果がなかった。
    そうではなくて、<●●>の方(不快な方)を強く感じれば良いのだと、この本のおかげで知ることができた。

    p.68 「ふつうは『元気を出して、前向きに考えて』と言われると思いますが、タッピングの場合は『とことん動揺して下さい』と指示します。」「タッピングしている間は否定的な感情を呼び起さなくてはなりません。」



    ただ、20年近くにおよぶ親からの虐待とか、根の深いものにはあまり効かない気がする。カウンセリングルームでやったときも、「たとえ親が私に●●したとしても、私はだいじょうぶ」というようなセンテンスだった。「私はだいじょうぶ」だとは、とても思えなかった。20年近く、「全くだいじょうぶではない」環境に置かれていたのだから。

    PTSDでも、「あのことが起きるまでは平穏に暮らせていたのに…」といった感じの突発的なものには効くけれど、生まれたときから親の虐待にさらされて、自尊心の低い状態、消滅したいと願う状態がデフォルトだった人間の虚無感とか憎悪とか絶望には効かないと感じる。

  • 5/8

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