日本の家屋と生活

  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393424551

作品紹介・あらすじ

「最もすぐれた日本家屋の外観は極めて控え目である」季節と一体化した庶民の日常を愛情深く見つめ、伝統工法の意義から、日本社会の深層にまで精妙な洞察を注いだ快著。貴重なスケッチも多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 私は、おぉー、と気になったところは本の耳を折ってしまう癖があります。
    普段、ここで登録しているような本では、大体2,3か所くらいあったり、
    全然折られてないときもあります。
    この本では、今見たら、30か所近くも折られてました。

    この本は、1933年頃に日本に滞在した著者の体験を元にして、
    当日、まだ多く残っていた日本家屋、そこに生きる日本人の生活を、
    外国人の目線(というよりは、日本人ではない外からみた目)で、書きつづった本です。

    元々歴史に詳しくない私だからなおさらかもしれませんが、
    戦国時代やら江戸時代でも、戦後の復興期でもない、
    まったく知識の無い間の時代を語ってくれているのが興味深い。
    日本の家は、どんな特色(特に、不便な点など)があって、
    それに、日本人はどう向き合っていたか(特に、どう耐えていたか)が
    細かい点まで書かれていて、すばらしい。

    ただ、1店だけ。固い言葉でびっしりと書かれていて、読みやすくはないし、
    知りたいことを調べる感じでは使えないので注意。
    読み切るのにかなり時間がかかった・・・。

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著者プロフィール

ブルーノ・タウト(1880-1938):ドイツの建築家、都市計画家/日本で刊行中の主著に『日本美の再発見』岩波新書、『忘れられた日本』中公文庫、『日本雑記』中公クラシックス、『ニッポン』『日本文化私観』講談社学術文庫、『建築とは何か(正・続)』SD選書など。

「2015年 『タウト建築論講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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