「里山」を宮崎駿で読み直す: 森と人は共生できるのか

著者 :
  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393444191

作品紹介・あらすじ

今、地方創生の鍵語としてももてはやされ、のどかで自然豊かな理想郷として捉えられる里山は、本当に日本を救済するのか。
宮崎駿作品をひもとき、里山を、人と自然が交わる境界として、また文明のゴミが侵入する場、エネルギー消費の場としても捉え直したときに、その本質が見えてくる。自然回帰やノスタルジーにとどまらない里山の現代的意義を問い直す。

感想・レビュー・書評

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  • 鉤括弧に居る里山は精々一割でほぼジブリ解釈本

  • ・手も金もかけてこそ、森は維持発展できる。

    ・柳田國男は、村落共同体の最小単位としての「小字」が消えていくことを
     嘆いていた。地名と共に、過去の記憶や伝承も消えていくからだ。

    ・里山という二次林は、人の手を借りて成り立つ「木の畑」だった。

    ・どのような種類の木を植えるのか。
     「針葉樹の植林」「里山の雑木林」「鎮守の森」

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB22376317

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著者プロフィール

文芸・文化評論家 1959年、札幌生まれ。東京都立大学卒、成城大学大学院博士課程中途退学。文芸評論家、成蹊大学などでも教鞭を執る。 著書に、『「トム・ソーヤーの冒険」の世界』『「クマのプーさん」の世界』『快読 ホームズの『四つの署名』』『ガメラの精神史』(ともに小鳥遊書房)『スター・ウォーズの精神史』『ゴジラの精神史』(彩流社)『モスラの精神史』(講談社現代新書)や『大魔神の精神史』(角川oneテーマ21新書)のほかに、『〈男らしさ〉の神話』(講談社選書メチエ)、『社会が惚れた男たち』(河出書房新社)、『日経小説で読む戦後日本』(ちくま新書)、『新ゴジラ論』『フランケンシュタインの精神史』(ともに彩流社)など多数。

「2023年 『シェイクスピアの戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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