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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393713341
感想・レビュー・書評
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甲田光雄医師の健康法話を文字起こしした内容なので、本人が語りかけるような関西弁混じりの口語調が特徴的。
“断食”がいかに健康に必要か様々な切り口から語られる。私は健康になったら、「好きなだけ美味しいものが食べられる」体になると夢想していたが、どうやらそれは間違いだったようだ。
まず、断食をすると、宿便が出て体の栄養吸収率が高まる。よって、少量の食事でよくなるのだ。
だから、「たくさん食べられる!」ではなく、正しくは「こんな小食で生きられて、有難い」なのだ。自分が食べなかった余剰分は、他の人に与えなさいという、仏教にも通ずる考え方には目から鱗であった。
実際、朝食抜きの1日に食生活になって、ますます小食になるばかりである。これに一抹の淋しさを感じながらも「ありがたゃ…」と手を合わせる。そんな人間になりたいかどうかはさておき、これから来る食糧難に対する心構えとしては取り入れてもよいかも知れない。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
分類=食生活。00年7月(88年7月初出)。
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