音さがしの本 ≪増補版≫ リトル・サウンド・エデュケーション

  • 春秋社
3.80
  • (2)
  • (4)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 93
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393935392

作品紹介・あらすじ

音と耳と心を澄ます、100のサウンド・ワーク。身近な自然の音・さりげない日常の音から世界に対する柔らかな感性と優しい眼差しを取り戻す。ワークを使った実践例+シェーファーの最新エッセイ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • およそ20年前に書かれた本だけど、そのころから明らかにサウンドスケープは悪化してるように思える。

  • ネイチャーゲームのネタとして。しかし,サウンドスケープという考えに触れられたことは幸運だった。

  • 音さがしの本
    「サウンドスケープ」を提唱したマリー・シェーファーが著書:「サウンド・エデュケーション」を、こども用にアレンジした本です。

    私はどちらも読みましたが、大人用の「サウンド・エデュケーション」より、こちらの子供用の方がしっくりきました。

    音と耳と心を澄ます、100のサウンド・ワークが、課題として載っていて、

    一つ一つ考えていくと、「音」に対する感性がどんどん磨かれていく気分になります。

    例えば、

    「ほんの少しのあいだ、すごく静かにすわってみよう。そして耳をすましてみよう。
    今度は紙に聞こえた音を全部書き出してみよう」

    から始まり、

    「リストの中の音をぜんぶとりだして、一番大きな音から一番小さな音まで、ならびかえてみよう。
    あなたのリストの中で、いちばんきれいだった音はなにかな?いちばん嫌だった音は?」

    「階段を上がり下りしている場所を見つけよう。上がるときと下りるときでは、同じ音がしているだろうか?
    どっちの音が大きいかな?」

    などと100の課題が書いてあります。

    実は、私がブログを始めたのも、この課題の一環で、

    「音の日記をつけてみよう。何かめずらしい音を毎日見つけて、その感想を日記に書いてみよう」

    これなのです。
    あなたの日記に書いて欲しいこと

    朝外に出て、いちばん最初に聞いた音は?
    ゆうべ寝る前に、最後に聞いた音は?
    今日聞いた中で、いちばん大きかった音は?
    今日聞いた中で、いちばんきれいだった音は?

    この質問の答えを、毎日、日記に書いてみよう。

    この頃、だいぶん横道にそれている気がしますが・・・(スミマセン)

    音へ関心をもてるようになる本です♪
    もっと幼児時期から教育に取り入れてほしいなぁ。

    こども向けの音楽ワークショップには、音楽を聴いて(なぜかクラシックが多いですが)、
    さっそく楽器に触れて「音を出してみよう!」というのはよく見かけますが、

    実は音楽よりも先に、身の周りの音を「聴いてみる」方が先じゃないの?と。そんなことにも気づける内容になっています。

    「音さがしの本」ぜひぜひ!オススメです。

全4件中 1 - 4件を表示

R.マリーシェーファーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×