妖虫 新装 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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本棚登録 : 112
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301189

感想・レビュー・書評

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  • おもしろいけれど、犯人が分かりやすい。

  • <ネタバレ有り>

    犯人は最初から怪しいと思っていた人物だったけど、禍々しさ満点で面白かった。
    美女をことごとく痛めつけて辱めて、ショーウィンドウに死体を陳列してみたりするところもなかなか狂気じみててよかった。
    しかし、巻き添え食って殺された猫はかわいそうだ。

  • 犯人は見え透いているがそんなことはどうでもいい。乱歩にこそ心のやすらぎはあるのだ。…え。

  • 乱歩といえば探偵明智小五郎だけだと思っていたが、これは三笠竜介物。
    この探偵も間が抜けていると同時に奇矯な振る舞いに疑問。

    クライマックスの品子救出の際になぜ品子の代わりにその飼い猫を殺すようなことをしたのだろう??

    と、そんな瑣末な事に気にかけてはいけない時代だったのだろう。

  • 主人公の青年、老探偵、トリックがすべて他の作品で読んだものだったので新鮮味に欠けていた…こればっかりは見る順番が悪かったのかなあ。
    特に惹かれる点もなく、無味無臭な作品。

  • なるほど一読したあと読み返してみると乱歩は驚くほどあけすけに読者に情報を与えていたのだなあとわかる。勘のいい人なら一読目できちんと犯人まで到達できるかもしれない。

  • 前袖のあらすじに惹かれて。

    読みながら思ったほどのグロテスクさや妖しさは感じられませんでしたが、薄気味の悪い展開は相変わらず流石。
    種明かしもあっさりと、しかしながら小気味良い。
    わりとライトに読めた作品でした。

    春陽堂の乱歩文庫は表紙から始まっている。

  • 売却済み

  • 「全裸の娘が十字架に股をひろげてくくりつけられ、両の乳房からは血潮をしたたらせ息絶えている。めくるめくような妖美怪奇の世界。」という紹介文に惹かれて手にした。
    結末には驚かされたが、めくるめくほどの妖美怪奇な世界ではなかったかな。
    明智探偵が登場しない推理小説。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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