大暗室 新装 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301226

感想・レビュー・書評

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  • 二人の美青年が出てきて親の世代からの因縁で…ってのはすごくいいんだけど、もうちょっと正義の天使の方をフィーチャーしてほしかったなあ。
    あとはいつも通りのユートピアだった。
    左門おじいさんがいいキャラしてた。

  • 究極の善と悪の対決! というノリではあるものの、他の乱歩作品と比べると猟奇さに欠けるところがありどこかのんびりとした感じではある。これを翻案してバットマンのエルスを作っても面白いんじゃないかしら。アルフレッドが大活躍する感じになるけど。

  • とにかくエログロで、世紀末で
    だけれども、興味をそそられてしまう…
    そんな不思議な世界がまさに乱歩ワールド。

    正義と開くが火花を散らす物語。
    特に悪の側面の悪辣さには
    きっと舌を巻くことでしょう。
    こんな悪がはびこってしまったら
    世界はひとたまりも無いでしょうね!!

    まあ、こういう人の最後は
    もちろん消えるわけですが
    それにしても後味の悪い作品でした。

  • 明治の末、台湾航路の客船が沈没。
    洋上を漂流するボートの上の三人の男。
    突如悪鬼と化した男がピストルを向けた。そして五年−
    悪魔の子と白鳥の騎士との虚々実々の戦い。
    親子二代に亘る因果物語。


    この本は家にあった随分古いモノを読みました。
    暗室の中が確かあの島みたいになってたはず!!

  • 売却済み

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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