おいしい牛乳は草の色

著者 :
  • 春陽堂書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394880035

作品紹介・あらすじ

自然放牧による本来の山地酪農に取り組む、酪農界の異端児・中洞正。
効率優先の酪農ではない、放牧酪農を普及するのが使命であると考え、牛と人と自然の持続可能な未来を目指している。
中洞氏が営む牧場の春夏秋冬の姿と、生きる言葉を写真とともにつづった一冊。

ー幸せな牛からおいしい牛乳は生まれるー
見渡す限りの山に放牧された牛たちの生活。当たりまえに子牛は母牛のお乳を飲み、雪の中で寝る。
牛舎に入ったまま一生を過ごす乳牛が市場を出回るなか、ここの牛たちは、牛本来の生活を送っている。
本当の牛は草食動物、自分から穀物を食べることはない。
牛たちが強制的に食べさせられている穀物の製造過程など、社会問題にもふれる。

感想・レビュー・書評

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  • 新聞で中洞さんの事を知り、借りた著作の中のひとつ。私の中では一番良かった。
    写真は有名な安田菜津紀さんのもの。
    取材ありき本の販売ありきの企画ではなく、安田さんがただ興味をもって訪ねて、癒され、度々訪れるようになり、中洞さんがその写真に惚れ込み製本化に至ったという。

  • 牛飼いの本来の姿だよね✨

  • 牧場好きとしては、ここに行ってみたい!と思いました。
    牛たちが自由で楽しそうです。
    ここだけでなくもちろんどの牧場も、働いているかたは育てている動物に愛情を持って接してられると思います。
    ここのようにどの牛たちも育てられればよいのかもしれないけれど、そうすると牛肉も牛乳も高級品になってしまうのかも
    でも人の手が入らなくなった山や畑を活用できればいいのかなと
    里山的な感じになれば、町に降りてきて殺されてしまう野生生物も減るかもしれない

    コロナで牧場にも1年以上行けてないから落ち着いたら行きたいなぁ
    とりあえず、読み終わってすぐ中洞牧場のプリンを注文しました!
    普通のとチョコと詰め合わせ
    わたしは普通のの方が好きかなー
    カラメルなしでも濃厚で美味しかったです!

  •  「牛乳」や「牧場」と聞いてイメージするものとは全然違う、山地酪農をしている牧場の本です。かわいい子牛の写真がたくさんあります。写真集として楽しむこともできます。でも、牧場のことを知ると、牛や牛乳についていろいろな思いがわいてきて、自分ちの冷蔵庫をのぞきたくなります。巻末のスタッフ紹介ページでは、自分の目標を語り、今、やりたいことをやっている、いろいろな経歴の人が出てきます。文字をたくさん読みたくないけど何か本を、という人にはここだけ読んでもよいのでは。
    (一般担当/きなこもち)

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著者プロフィール

1952年岩手県宮古市生まれ。山地酪農家。東京農業大学農学部卒業。東京農業大学在学中に猶原恭爾先生が提唱する山地酪農に出会い、直接教えを受ける。中洞式山地酪農の普及を目指す株式会社山地酪農研究所代表取締役。農業生産法人株式会社企業農業研究所 中洞牧場相談役。東京農業大学客員教授。

「2022年 『中洞式山地酪農の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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