伊藤博文の青年時代――欧米体験から何を学んだか(祥伝社新書241)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396112417

作品紹介・あらすじ

現代ほど、政治家の資質とは何か、真の政治家とはどうあるべきかが厳しく問われる時代はない。伊藤博文はその意味で、好個の教材である。長州の倒幕運動の業火の中で鍛えられ、若くして三回も英米欧に旅して「文明の諸相」をつぶさに見た。そして幾多の挫折を経験しながら、常に知見を磨き、時勢を見通し、しなやかに強く対応する努力を怠らなかった。戦後の伊藤博文の評価は決して芳しいものでなかったが、近年急速に再評価が進みつつある。本書は、その前半生と洋行体験に焦点をあて、当初の急進的な「暴れ馬」が、いかに現実的でバランスのとれた稀代の大政治家に成長していったかの秘密に迫るものである。

感想・レビュー・書評

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  • 伊藤博文は、旧千円札の初代総理大臣としてぐらいしか、知らない人が多いと思う。岩倉、大久保によって育てられた不世出の政治家として、成長する過程の一部が窺える。

  • 新書文庫

  • 総理大臣の伊藤博文は知ってても、若かりし頃は全然知らなかった。
    NHKで演っている坂の上の雲に出てくる伊藤博文はあんまりぱっとしない老害みたいに描かれていたけど、日露戦争が軟着陸したことの素地は作ってるのかな?

  • なんかワクワクしますo(^o^)o近代日本の立役者『伊藤博文』彼の青年時代はとても面白いですね。時代のフロンティアランナー、厳しい激動の時代の先頭を走り続けた人という印象を受けた。しかも、明るい!頭もいい。日本に本当に必要なことは何かを考え続け走り続けた、日本初代総理大臣伊藤博文。この人もっと評価されてもいいんじゃないかなぁ。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家

「2019年 『岩倉使節団の群像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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