人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡(祥伝社新書284)
- 祥伝社 (2012年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396112844
感想・レビュー・書評
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少し前の本ですがカタルーニャの今がなとなくわかる本です。
タイトルと全く違う視点から読んでみました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10-1-1
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サンセバスチャンに関する新書。
著者が沢尻エリカの元旦那、という情報なしに読んだら結構面白かった。
でも、その後上記の情報を聞いて、内容の信ぴょう性について「?」を感じるようになってしまった。笑
というわけで、ほんとかどうかわからない情報もありますが、気になった点。
・21世紀最大の産業は観光産業(自動車産業よりも大きい、と書かれているが…?)
・バスク地方はローマ帝国から自治を認められていた
・サンセバスチャンのシェフたちは、閉鎖的な徒弟制度を捨て、料理に関するナレッジのオープン化を図った
・日本では、関東大震災を機に江戸前鮨の職人が全国に散らばった
・サンセバスチャンに行ったら、まずフェルミン・カルベトン通りに行く
・バスク地方はおいしいツナの瓶詰で有名
・日本にはきちんとしたトラベルジャーナリズムが根付いていない
・日本は色々なものをオープン化しないと衰退する -
イギリスのスコットランド地方のように、スペインで今何が起きているのかが料理を通して理解できる本。
同時に料理人の話を通してですが、教育の大切さと学んだことを打ち破る気概を感じました。
地中海周り、料理食べに行きたいです。 -
またいつか行くよー。
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スペインに行きたくなった.
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この著者の言いたいことは、165ページからに全てまとまっている。
階級やトラベルジャーナリズムの視点は、著者が様々な文化に触れてきたため気づいた示唆だと感じた。 -
Unwtoによると、1993年の時点で観光産業は自動車産業を超えている。2012年に8億人だった国際交流人口が2020年には16億人に増加すると言われている。wtccの旅行とツーリズム経済インパクトによると、世界の観光産業がGDPに占める割合は1割、13人に1人が観光産業に従事している。
EU発足、LCC台頭、ペットパスポートなど地域の特色などで、スペインが観光産業を育ててきた。
アスレティックビルバオは、バスク人のみで、バルサとレアルとともに2部落ちのない名門クラブ。ローマ帝国が攻め入れなかったほど、バスクの人は屈強で頑固でこの地を守ることに命をかけていた。
2011年にETAが武装闘争の終結を宣言。これはバスク人に喜ばしいこと。
なぜなら、多くの人たちは独立心もあるが、無差別テロを繰り返すETAを、バスクの恥だと思っていた。
あらゆる料理は物理化学の式で表せる。期待、液体、油脂、固体を、分散、並存、結合、重層させる。
真空調理や安定剤で食感を変えるなどできる。
料理研究室がレストランに併設されている。
ルイス・イリサールを中心に、皆で教えあう、徒弟制度の終焉。
サンセバスチャンにはパッションが溢れ、世界の中での自分たちを知ることができている。 -
サンセバスチャンについて、もっと勉強したい。
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そのへんの街づくり論より、よっぽどマシ。パッションですね。