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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396113209
感想・レビュー・書評
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テレビタックルなどでも、いつも韓国側に立ってヒール役をしている金慶珠の本。
日本と韓国の両者にイーブンの立場に立っているとは思えない、韓国の状況や立場を説明する面もあったが、テレビで見るよりはしっかりした説明が多いと思った。
戦後のアメリカ軍に占領されて民主主義を取り入れた日本の復興に比べて、民族が2つに分かれて戦争をして、軍事政権の期間が長かったり、経済的に極貧の状態から、日韓基本条約によって奇跡の復興を遂げたり、何よりも民主主義になってから、まだ4半世紀しかたっていない。
そのような文脈で、格差社会、政治の汚職などは日本とは比べようがない気がする。日韓の両者を冷静に分析するというよりも、韓国の歴史やその一人の意見を聞くというスタンスで読めば、見方が変わる良い本のような気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示