- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396114169
感想・レビュー・書評
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明治時代、号外は有料であり新聞社にとって収益源であると同時に拡販の手段でもあった。本書で新たに得た知識はこれだけ。後は記事の出典も論拠の提示もほとんどない単なるエッセーで、新聞の読者投稿に毛が生えた程度。言霊の論考もまるで説得力なし。
新聞社も営利企業である以上、想定する顧客層があるはずで、偏るなと言うのは酷だと思う。新聞社に求めたいのはできもしない不偏不党ではなく、嘘をつかない、間違ったら反省して訂正する、の2点だが、朝日を筆頭とする日本の大新聞社はこれすらも徹底できない、かなりお恥ずかしい組織体である。
先日TVで某ディレクターの至言を紹介していた。「あるものはあると言おう。ないものはないと言おう。」報道に大切なのはただこれだけ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アピールも必要
作者は評価する -
第一章、朝日新聞社の体制についてと、体制批判、不祥事について
第二章、戦前の新聞の、捏造された軍事報道や、戦争への扇動報道
第三章、言霊を信じる日本人の下地が嫌なことを聞きたくないという報道、新聞社を作ってしまっている。
朝日新聞社のバカトップによる判断や決めつけて記事を書こうとする社風があることがこれまでの不祥事に至ったことがわかり、起こるべくしておきたこととよくわかった。
今後もまた同じようなことが起きるのだろう。
言霊の下地が報道に関わるという考えには、説得力があった。