山口組と日本 結成103年の通史から近代を読む (祥伝社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396115449

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  • 山口春吉により神戸の港湾労働者の手配業から始まった山口組。2代目登の代になると、労働者手配業と芸能興行の2本柱をしのぎとして確立。3代目田岡一雄の頃になると戦後闇市で暗躍する「戦勝国民」の横暴を制圧することで警察との結びつきも強めた。このころは“お嬢”美空ひばりの弟も関わっていて、その影響で紅白にも出場停止になったことがある。関西の在日朝鮮人の暴力団明友会との小競り合いから大規模の関西殲滅へと発展。山口組の怖さを世に知らしめることになる。山一抗争、4代目射殺事件と血生臭い事件が続き、その後「暴対法」が制定される。本書は、著者の強い思いからか「暴対法」に対する批判が多くを占めていて、若干期待してたものから離れてしまった感はある。喧嘩太郎と呼ばれた中野太郎の本も読んでみたい。

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著者プロフィール

写真家。1949年長野県生まれ。精密機械会社勤務を経て、1972年、プロ写真家として独立。自然と人間をテーマに、社会的視点にたった「自然界の報道写真家」として活動中。1990年「フクロウ」で第9回土門拳賞、1995年「死」で日本写真協会賞年度賞、「アニマル黙示録」で講談社出版文化賞受賞。2013年IZU PHOTO MUSEUMにて「宮崎学 自然の鉛筆」展を開催。2016年パリ・カルティエ現代美術財団に招かれ、グループ展に参加。著書に『アニマルアイズ・動物の目で環境を見る』(全5巻)『カラスのお宅拝見!』『となりのツキノワグマ』『イマドキの野生動物』他多数。

「2021年 『【新装版】森の探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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