- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396116392
作品紹介・あらすじ
過去の常識は通用しない!
コロナ禍がきっかけとなり、人々の仕事や住まいに対する考え方は劇的に変化した。
日本社会は今、変わりつつある。
長く不動産の世界に身を置き、業界の動向に精通した第一人者である著者は、
「人とのつきあい方、仕事の価値観が変わる時、一番先に変化が現われるのが不動産」と言う。
テレワークで働くための好物件とは?
都心のタワマンは「買い」か? 家はローンで買ったほうが得か?
住むならどの街がおすすめか?……などを徹底解説。
過去の常識はもはや通用しない。新たな家の買い方と街の選び方を伝える。
感想・レビュー・書評
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アベノミクス以降の不動産バブルに対して会計検査院のメスが入りました。
そういった国の制度•原材料の高騰(地政学的リスク)により逆風となる状況での今後の分析がまとまっています。と同時に、どんな物件が本当にリスクを低減できるのかのアドバイスもあり楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東京の家が目ん玉飛び出るくらい高くて困っており、重い腰を上げて(現実を直視したくない病にかかってた)家の勉強を始めようと手始めに読んだ。
都心のマンションは賃貸で消費すると割り切って、郊外の素敵な町に戸建てを買ったり、二拠点居住してみたら?というのが主張。
背景として、家を所有するというブームは一過性のものだった経緯をまず振り返る;
①人口増加・住宅需要の過熱を背景にローンを組んで郊外に家を買うが主流化、
②共働き世帯の増加と共に職住近接が見直され都心タワマンの需要が伸びる、
③しかし人口減に突入するこれからは首都圏大量相続が発生し家余りの時代へ
その上で、マンションの難点を述べ、アフターコロナの時代の新しい住まいのあり方を提唱。著者の独断と偏見(と本人記載)の素敵な町紹介がついててけっこう楽しかった。
・新築マンションの供給量自体が減っている
・マンションは共同所有のため、資産価値を維持するのが難しい -
首都圏の最新の住宅市場について調査した結果や将来の変化予想について幅広く説明があった。
最近のトレンドを知るのに勉強になった。 -
中々、言われている事は説得力がある。"新築マンションは一部の高所得者をターゲットにした小さいパイを大手で取り合っているだけ"は納得。今のマンション価格の高騰は本当にその様相を呈したバブルだと思う。
マンションの値上がりに期待しすぎるのも、"生活基盤"と言う視点からは矛盾する話だな(特にタワマン)、と少し思えるようにはなったかな。
都心から少し高い離れたエリアの紹介も参考になった。 -
今後リモートワークが主流になるという主張にはあまり同意できない部分もあるが、今後家あまりになるというのは同意できる
ただし家あまりによる価格下落はすぐには起こらないので、今家を検討している身としては悩ましいところ
2拠点生活向けの事業を行っている著者のポジショントーク的な部分は多分に見られるが参考になる部分もあった
マンション
住民の属性にも注意
投資目的と住居目的では修繕に対する価値観も変わる
高齢者も修繕
相続対策
外国人投資家
なども修繕には否定的な傾向
複合施設が入っているマンションはさらに合意形成が難しい
合意形成の観点では住居数50-100戸が限界
新築マンション価格高騰の原因
富裕層向け高級マンションが増えた
定期借地権付きマンション
買わないほうがよい
原則として期限到来後はマンションを取り壊して更地にして返却
おすすめ
築7,8年の中古マンション
価格が妥当
管理組合や住民などコミュニティを確認できる
確認項目
専有部
共有部
管理組合
議事録
修繕状況
会計状況
戸建て
確認項目
土地周り
土地の境界
境界確認書
道路
建物周り
2年以上使われてない家はやめたほうが良い
外壁のヒビ
屋根瓦のズレ
10−15年で外壁や屋根の塗替えが必要
建物内、設備
水まわり
キッチン
トイル
浴室
洗面台
ニュータウンの中古はやめたほうが良い
街が衰退
移住
物件を含む住環境
仕事
教育
医療
公共施設
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購入の前に読んでおいてよかった。
自分の探し方は間違ってなさそう -
コロナ禍を経て、今後の住宅の価値がどう変わるかを説明した新書
通勤の利便性から都心のタワーマンションが高騰していたが、今後は家余りの状態になる
団塊世代の所有していた不動産の相続がうまく行かずに持て余す物件が増えるから
なので、マンションは家庭の状況に合わせて賃貸で住む選択が良い
マンションの大規模修繕には権利者の同意が必要だが、それぞれの権利者の懐事情が時を経るごとに購入時より差が出てくるため、マンション全体の価値が下がり続けても同意を得られずに改修できないケースが増えていく
なので、マンションは長期の投機には不向き
ブランド地域のマンションは今後も価格は維持される見込み
投機目的であれば、早々に売り抜ける物件か、価値の上昇が見込めるブランド地域のマンションを選ぶ
戸建てに関しても、ニュータウンなど世代継承がされずに地域自体の価値が下がっていく場所がほとんど
自分がその家に何年くらい住むのかを考える
終の棲家にするのであれば何十年先までその土地や地域がどうなっていくかを考える
ただ単に住むのが目的であれば、何を重要視するかを考える
通勤時間、物件管理の省力化、趣味や自分の嗜好など
物件の条件だけでなく住む街の条件も考慮に入れる
ざっとまとめるとこんな感じでしょうか
テレワークが以前よりはできるようになったけど、完全テレワークなんで一部の人たちだけだろうし
これからはまたオフィスに出社する形態に戻ってきていますけどね
例え週に2日だけでも出勤に数時間かけるというのはどうなんでしょうね?
まぁ、私は今まで通学通勤に1時間以上かかる場所に住んだことはないからそう思うだけかもしれないですけど
今までで最長の通勤時間は45分くらい
今のところは職場ま自転車で15分
当分異動はないと思いたいけど、もし違う事務所に異動になったら自転車で30分か、車で30分か、電車を乗り継いで1時間以上になるかもね
一人で住むには無駄に広いので、引っ越しも視野に入れつつって感じでしょうか -
まー、参考になった