大人処女ーー彼女たちの選択には理由がある (祥伝社新書 685)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396116859

作品紹介・あらすじ

9者9様のドラマ不倫、少女売春、風俗、高齢者の性など光の当たっていない世界を取材してきた著者は、池袋の淫靡な雰囲気が漂うバーで、男性経験のない清楚な女性従業員・梓さん(仮名、28歳)に出逢う。5年後、19歳年上のイラン人男性と結婚した彼女と再会し話を聞くと、結婚前も結婚後も夫と肉体関係はないと言う(夫以外ともない)。30歳を過ぎて性経験がない女性、大人処女。彼女たちは、なぜそれを選択したのか。著者は、梓さんを含む9人に寄り添うように取材、すこしずつ聞き出していく。そこには、9者9様のドラマがあった。さまざまな価値観と生き方を伝えるノンフィクション。(以下、目次より)第一章 ひとみさん――どうしても入らないので、高級愛人紹介所に第二章 梓さん――結婚前も結婚後も、性交渉のない夫婦生活第三章 静香さん――できない。それでも跡継ぎを産むために人工授精で……第四章 由紀さん――35歳までは絶対にしないと決めていた第五章 シェリーさん――男性よりも、恋よりも、研究が大事第六章 香月さん――18歳年上の夫が最初でよかった!第七章 さやかさん――何度フラれても彼がいい第八章 真衣さん――30人と「試し」てもだめだった……第九章 敦子さん――恋愛も性も、私には必要ない

感想・レビュー・書評

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  • 30歳を過ぎて性体験がない女性、大人処女。
    家田荘子さんが長年取材してきた
    風俗や不倫、売春などを「する」人たちと反対側
    「しない」人たち。

    彼女たちの言い分はとてもよくわかりました。

    しかし、ここに登場する3人の夫たち。

    私は彼らの本当の気持ちが知りたかったです。

  • 個々の事情があるんだろうけど、って姿勢で書かれてるのが、「しない自由」の侵害ではないか。とわいえ、しない自由を行使していること自体がマイノリティであり、なぜしないの?という立ち位置が一般的、という前提のもとで書かれている。たった10人程度の事例だが、これが一般的なのか、この人たちがたまたま変人なのか。母数がマイノリティな状況で、どんあ事情があるんだろ、っていう興味本位に応えてくれてるだけであり、この10例で何かを語るのは危険な気がする。

  • なつかしの家田先生。さしておもしろいところはないと思う。「アロマンティック」がはやり、というかまあ前からも一定数はいたわけで。

  • 本当に人それぞれ違うんだなあ

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著者プロフィール

愛知県に生まれる。作家。僧侶。高野山本山布教師。行者。日本大学芸術学部を卒業し、女優など10以上の職業に就いたあと、作家に転身。
1991年『私を抱いてそしてキスして――エイズ患者と過した一年の壮絶記録』(文藝春秋)で、第22回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2007年、高野山大学で伝法灌頂を受け僧侶となり、同大学大学院修士課程を修了する。高野山高校特任講師。
著書には映画化された『極道の妻たち®』(青志社)、『少女犯罪』(ポプラ新書)、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』(ベストセラーズ)、『女性のための般若心経』(サンマーク出版)、『熟年婚活』(角川新書)、『孤独という名の生き方』『大人の女といわれる生き方』(以上、さくら舎)などがある。
現在も執筆と取材の他、山行、水行、歩き遍路を欠かさない。高野山奥之院または総本山金剛峯寺に駐在し(不定期)、法話をおこなっている。

「2020年 『別れる勇気 男と女のいい関係のカタチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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