- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396204150
感想・レビュー・書評
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3作目は結論がイマイチだったなぁ…
ミステリーというからには、論理的に納得したい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「囁きシリーズ」第3作。綾辻氏いわく、「緋色の囁き」「暗闇の囁き」「黄昏の囁き」の〔三部作〕との事でシリーズ最終作となる。
兄の死亡で帰郷した翔二、事故死なのか自殺なのか?事故死にこだわる両親に不信感を抱く翔二。しかし亡くなる前に不審な怪電話に兄は怯えていたらしい、他殺なのか?
翔二にははっきりとしない、兄の死に関わる幼い頃の記憶がある。昏く赤い「黄昏」の記憶、丸く切り取られた記憶、おじぞうさま、わらった、サーカス、そして兄の同級生が殺される。
ホラーという点で今作の犯行動機の狂気性は異常だが、前々作より前作、前作より今作とホラー色は薄れ、よりミステリー色が濃くなった。二転三転する推理、数々の伏線に惑わされ、先が読めない。散りばめられた伏線は見事に回収されるが最後はまさかの展開だった。「緋色の-」「暗闇の-」が余韻の残るラストだったのに対して、「黄昏の-」ははっきりとしたラストでスッキリとしている。前2作を読んでいればわかる共通した地名や名前、名称が出てきて、にやっとしてしまう。
本格推理ミステリー。
★★★★✩ 4.0
「黄昏の囁き」
目次
序章 7
✻ ✻ ✻
第1章 帰郷 19
✻ ✻ ✻
第2章 邂逅 37
✻ ✻ ✻
第3章 訪問 53
✻ ✻ ✻
第4章 疑惑 70
✻ ✻ ✻
第5章 追憶 97
✻ ✻ ✻
第6章 浮上 122
✻ ✻ ✻
第7章 恐怖 146
✻ ✻ ✻
第8章 探索 171
✻ ✻ ✻
第9章 破局 190
終章 223
あとがき 226 -
1993購入
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囁きシリーズの中では一番ミステリ色を強めた作品だと思います。今作では日常から乖離した様な感覚や、ホラーの要素があまり見られず、シリーズ中では異色だという捉え方もできるかもしれません。ラストも余韻を残すものではなく、寧ろ清々しい感じがするのもちょっと意外。でも、怖さや不気味さを感じさせる雰囲気作りの巧みさは変わりなく楽しめました。
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こちらはちょっと印象に残らない感じ。
あとがきの有害図書狩りに当時を見た。
今も昔も変わらんが。 -
1998年12月16日読了。
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囁きシリーズ3作め。結構ハラハラしながら読んだし、犯人も意外やったけど、結末がいまひとつな感じ。占部さんはいいキャラやったな。
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未読
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犯人は意外だったけど面白くはなかった。
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意外な意外すぎる真相が拍子抜けでもあり。
怖さは結構あったかもしれない。サーカスとかピエロってホラー要素ですよねっ(そうかな)。