- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396204945
感想・レビュー・書評
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作者によると「基本的な本格物」を書こうと思ったらしいですが、ファンタジーやホラーの要素もあり、いかにも作者らしい作品に仕上がっていると思います。珍しく(?)伏線なども回収されているし、比較的スッキリとした感じではないでしょうか。
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「ハサミがーー!!」
と叫んで倒れる小説(違
童話の作品展で、ある絵の前で強烈なデジャブに襲われ、倒れる主人公。
介抱してくれた男性に、「あなたは25年前に死んだ、私の母の生まれ変わりだ」と言われる。 -
奇妙な話やけど、まあまあ面白かった。
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○2008/06/09
恩田さんの本って本当に美人がたくさん出てくるなぁと思った(笑)
これは結構、あぁなるほどと思えるラストだったけど、どうしても先生の存在が特に最後の方で不可解。探偵役ってことなんだろうけど、うーん。
囲われた中でいろいろ登場人物が出てくるけど、こじつけもなく素直にストーリーができていて、伏線も張っていて面白かった。タイトル的にホラー要素も混じってるのかなと思ったけど、純粋にミステリか。
倫子っていう人物の望んだ通りに事が進んでいて、女と母親って強いな、となぜだか思った。 -
私は知っている、このハサミで刺し殺されるのだ―。
強烈な既視感に襲われ、女流画家・高槻倫子の遺作展で意識を失った古橋万由子。
彼女はその息子から「25年前に殺された母の生まれ変わり」と告げられる。
時に、溢れるように広がる他人の記憶。
そして発見される倫子の遺書、そこに隠されたメッセージとは…。
犯人は誰なのか、その謎が明らかになる時、禁断の事実が浮かび上がる。
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やっぱり、恩田さんはいい。これも、不協和音がずっと鳴ってるみたいでドキドキした。一癖も二癖もある登場人物たちが、どんどん頭の中で動き出す。ラスト、しっかり忘れてたしどうなることかと思った。救われない気持ちになるけど、これはおもしろいよなぁ。
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恩田陸のミステリ。意外な結末で最後まで楽しめます。
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「万能の謎めいた美女」は恩田作品によく出てくるかな?