コギトピノキオの遠隔思考 ソウルドロップ孤影録 (ノン・ノベル 1003)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 177
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396210038

感想・レビュー・書評

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  • 過去のお話。
    2012年11月にこれが発行されて以降同シリーズの発行無しってことはこれで完結なの?そんな雰囲気ではなかったけど。

  • ソウルドロップシリーズその7。
    過去編。今までの作品と同じテイストであり、普通に楽しめる、、、のは良い。しかし、過去編って色々な疑問が解消される作品だと思っていたのだけれども、読んだところでなんの疑問も解消されないのはこれ如何に。
    過去編があって、本編でなにか展開してシリーズ終了、だと思うのだけれども、その8は発刊されていないんだよね。

  • (あらすじ)絶海の孤島アルバトロスの秘密施設。そこは一枚の紙切れで生命を奪う謎の怪盗ペイパーカットに遭遇し、九死に一生を得た人々を収容した研究所だった。元警察官・伊佐俊一もまた怪盗に負わされた傷を癒すべく、島を訪れた一人。人に言えない過去を持つ患者ばかりの、不穏な空気が漂う所内で、ついに連続殺人が! 次々に生け贄となる患者たち。犯人とその黙テクは? スパイの存在も囁かれる中、容疑は伊佐に向けられた! 後遺症の幻覚に襲われながら、独り不可解な事件に挑む伊佐が掴んだ驚愕の真実とは!?

  • 伊佐がペイパーカットと出会ったあと、サーカムの秘密研究施設に連れて来られた時のエピソード・ゼロ的な話。千条との出会いもあるし、ミステリ仕立てなのでシリーズの中ではわかりやすい面白さ。
    まだこなれていないロボットの千条が楽しい。

  • 過去話。なんかデウスエクスマキナを思ったのだけど、あながち間違いではあるまい。
    もともとクロスする作者だし、この作品もアレとかアレとかクロスしてたけど、今回は露骨に出してきた。

    もういっそ死神さんだせばいいのに。

  • 伊佐がペイパーカットの影響を受け、ロボット探偵となったばかりの千条と出会う話。つまり、エピソード"0"。うー、騙された。イマジネーターなあの人やら、某機構やら、またいろいろな繋がりが。お嬢様、それ、あの人のであってる。

  • 種明かしが最悪。なにこれひどい。

  • 伊佐がペイパーカットと出会った後、千条と会いサーカムに所属するようになる話。あと、やっぱり釘斗博士はいいキャラだなー。

  • ペイパーカットシリーズの最新刊。

    絶海の孤島アルバトロスの秘密施設。
    研究内容はペイパーカット。
    研究対象はペイパーカットと遭遇し、奇跡的にも生き残った者たち。
    伊佐俊一もその中の一人。
    閉ざされた研究施設の中で次々と死ぬ「被験者」たち。
    その謎に伊佐が挑む。

    シリーズの時間軸ではかなり初期の段階のお話。
    ロボット探偵と伊佐の初めての出会い。


    以下ネタバレ感想。

    シリーズの中で一番面白かった!!!!!
    ここまで、なんとなく惹かれて読み進めてきましたが、ここにきて「これだよ!」となりました。
    大層楽しかったです、本当に。
    これまではペイパーカットの「現象」を追う話でしたが、今回は根幹に迫るお話で、これまでなんとなく曖昧だった世界観がはっきりと輪郭を持ったという印象。
    なるほどね…。伊佐さんってこういう人だったのか。
    この物語の主人公は、間違いなく伊佐俊一であると実感した一冊でした。面白かった。

    しかし、面白いね。以下、読みながら考えたこと。

    ペイパーカットは、その人が命よりも大切にしているものを、どうやって、いつ知るのか。

    出会うということ自体、命より大切なものがあるという証拠、というような描写があるのですが、では、飴屋さんはいつ知るのかな。

    いや、たぶん、飴屋さんと出会うことで、大切なものをこれと定めるのでしょうけども…。
    ということは、だ。
    飴屋さんは何のために姿を現すのかな?
    卵が先か、鶏が先か、というような状態になるね。

    しかも、飴屋さんはどうしてそれを奪うんだろうか。
    奪った後、どうするんだろうか。
    なんのために奪うの?なぜ?
    理解できない…。
    飴屋さんはもうひとつ大きな視点で人類を眺めている節が見えるので、彼は人間ではないのかもしれないね。
    意思の集合体…?みたいなものなのかもしれん。

    ますます謎が深まりました。
    なんだか哲学書を読んでいるような気持にもなります。
    続刊が楽しみです。

  • ライトノベルは上遠野の書いたのくらいしか読まなくて本棚入れないでおこうと思ってたけど、いい加減忘れそうなので入れておく。

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著者プロフィール

第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。『ブギーポップは笑わない』ほかシリーズ著作多数。

「2019年 『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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