脳細胞は甦る (祥伝社黄金文庫)

著者 : 三石巌

• 祥伝社 (2010年10月14日発売)

感想・レビュー・書評

[dragoniaさんの感想 · 2021年6月19日]

三石巌の本は巷では良いの悪いのと侃々諤々の評価を受けているようだが、あくまで、物理学の視点から人間を分析しているというところが、医者の書く本とのちかいをかんじさせるのだろう。
私としては下手な健康本よりよほど納得できる。
自分の健康を守るのは自分で医者ではないと思っているのであちこち読んでみて戻るのは三石理論。
もし冷静に対処する方法が望みな方にはおすすめな本である。
最新の血管云々の本でも画像やら実例やら、統計やら多く上げていてほだされそうになるが、落ち着いて考えるとえ…と思わせられてくる。
知識リテラシーがないとこの世の中渡れない。情報の選択と選別ガ重要と思ったとき、冷静な選択で読める本。

著者プロフィール

1901年、東京生まれ。東京帝国大学理学部物理学科卒。同大学院修了後、多くの大学で教鞭をとる。還暦を機に医学にも造詣を深め、「分子栄養学」を創設。科学読み物の古典『ロウソクの科学』の訳者としても有名。1997年1月、死去。その2週間前まで、雪山でスキーを楽しんだ。担当医は「ガンなど一切なく、臓器はすべて正常でした。三石理論でガンが予防できることを、ご自身の体で証明されたのですね」と語っている。著書に『医学常識はウソだらけ』シリーズ、『脳細胞は甦る』（すべて祥伝社黄金文庫）など、多数。

「2020年 『医者いらず、老いしらず』 で使われていた紹介文から引用しています。」