心を豊かにする菜根譚33語 ~東洋の知恵に学ぶ~ (祥伝社黄金文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396316211

感想・レビュー・書評

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  • 書店で目が合いました。
    今思えば、なんであんなことで(人からみれば些細な?ことで)ということで、思い病んでいた頃でした。菜根譚は、357の語録で示される「大人の人生作法」とのことです。
    読んでいてここが心にはまりました。
    人間は過ちを犯しやすいもの、ということを意識し、他人の小過にも学んで、過ちのない、過ちの少ない生活を心がけるほかないのです。
    その結果、大過なく過ごすことができれば、それこそ功名。
    一人の人間としては、それでもう十分ではないか、と。
    大過(大きなあやまち、大きな失敗)なく、一生過ぎれば、人の一生として、十分功名だと。これで、どれだけ(色々なこと、この先を思えば)、心が軽くなったことか。

  • 名言集で知った「菜根譚」。いったいなんなのでしょう・・・と思い始めて読みました。
    日本だけでなく、人間とは・・・、というところを極めた方の言葉は今なお、心に響きます。
    「すべては、自分の心次第、まわりのせいじゃない」というところが印象に残りました

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著者プロフィール

興福寺寺務老院。1947年生まれ。奈良市出身。立命館大学哲学科(心理学専攻)卒業後、興福寺に入寺。執事や副住職を務め、89年、興福寺貫首に就任。中金堂の再建などに尽力した。また唯識仏教や仏教文化論に関わる執筆や講演活動を長年行っている。2019年に貫主を退き現職に就任。著書に『貞慶「愚迷発心集」を読む』『唯識入門』(以上、春秋社)、『旅の途中』(日本経済新聞出版社)、『合掌のカタチ』(平凡社)など多数。

「2022年 『NHK宗教の時間 唯識 (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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