とにかく時代を感じた。
刑事である香月が殺人事件の被害者と寝たことで身内から取調べを受けたからといって、容疑者として疑われた訳でもないのに男のプライドで辞表を出すところに最初の違和感を感じた。
そして被害者の百合絵も容疑者の美緒も、憎んでいる相手ともほいほい寝る女性として描かれていて、そうはならんだろとハテナだった。丸腰でヤクザの事務所に凸るところ、上司に電話して調べ物をさせるという顎での使い様等々、現実味がなく感じたことに加え、私が登山をしたことがないからか、山での描写も上手く想像出来ず世界観に入り込めなかった…。