- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396332235
作品紹介・あらすじ
闇に悲鳴が轟いた。南町与力の青柳剣一郎が駆けつけると、別れたばかりの同僚が斬殺されていた。これが、八丁堀を震撼させる与力殺しの幕開けだった。さらに二人、三人と与力ばかりを一刀のもとに斬り伏せる居合の達人とは何者か?風烈廻りから急遽探索の長に抜擢された剣一郎だが、息子の剣之助までが囚われ、絶体絶命の窮地に!人気シリーズ第三弾。
感想・レビュー・書評
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風烈廻り与力・青柳剣一郎 シリーズ3
青柳剣一郎・36歳。まだまだ与力の職を倅・剣之助に譲るほどの歳ではないが年番方与力の宇野清左衛門に「そろそろ、剣之助を見習いに出してはどうだ?」と言われ、青柳剣一郎は、倅と一緒に奉行所に勤めるのは、夢であっただけに、嬉しいことであった。
ある風の強い日、同心二人と見廻りに出た青柳は、悲鳴が聞こえたので、行ってみると、先程別れた、当番方与力・原金之助が、何者かに、惨殺されていた。
不意を襲われ刀を抜く間もななく斬られ、傍らに「熊」と書かれた紙が置かれていた。
数日後「熊五郎をお解き放ちせよ」の脅迫文が届いた日、第二の犠牲者、定橋掛かり与力・宮島平六郎が、殺された。
そして、三人目の犠牲者、高積見廻り与力・光岡征二郎が殺された。
三人に、共通点はないが、光岡は最近、羽振りが良く、派手になって来ているらしい。
居合の達人と、剣之介の交流。
指物師の伊助と、親方英五郎のお互いを思いやる関係が、とても暖かかった。
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今回は剣一郎の長男剣之介14歳も重要なキャラに。
同僚が続けて3人、居合を得意とする侍に惨殺された。
奉行所の威信をかけて、剣一郎が全権を任される。 -
剣之介も迷いが出るお年頃?
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まだ初期の作品です
初々しいです