- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396332426
感想・レビュー・書評
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和歌山県太地町のクジラ漁師にかかわる事件。
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捕鯨のお話、鯨が日本食で戦後の食糧難では大切な栄養源であったことや南紀、太地と埼玉の秩父の情景が伝わり言ってみたくなる毎度のご当地描写(笑)
捕鯨問題を絡めたミステリーです。 -
ほんとに久しぶりに光彦に会いに。
パターン化されている、母、兄、編集長等。
安心感が違いますね。
今回は、のっけから鯨食用問題とお化け。
なかなかの引き込まれるネタでした。
なんやかんやで、政治問題が絡んでくるあたり、センセの作品だなと。
母子の悲しくたくましくという最期は、
なんとなく考えさせられる作品でした。
また、たまに光彦に会いにこよう♥ -
捕鯨問題の取材で南紀・太地を訪れた浅見光彦は「くじらの博物館」で、背に銛が突き刺さった漁師人形を目にする。それは、以前起きた殺人事件の被害者の姿そのものだった。調査を開始した浅見は、もうひとつの事件、旧家の娘と記者の心中事件との関連に注目するのだが…。事件現場に見え隠れする青い帽子の女の正体とは。
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テレビでもお馴染みの浅見光彦シリーズ。
2時間サスペンス系の原作は初挑戦だったのですが、なかなか面白かった!内容の面白さと同時に捕鯨問題の勉強にもなる。
ただ、浅見光彦はなんか好きになれない^^;(失笑 -
割と面白かった。
本格的な推理小説だ。
警察局長の兄をもつ、平凡なルポライターが主人公。
鯨で栄えた町を舞台に、昨今の捕鯨反対の風潮の中、町の娘と別の町からやってきた捕鯨反対のルポライターの恋から始まった、殺人事件。見事な推理で解決する。 -
読了。
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5月-12。3.5点。
捕鯨問題。和歌山で起きた6年前の心中と、秩父での現在の殺人。
結構深い。意外に登場人物が多く、似た名前もあり。
まあまあおもしろく読めたかな。 -
浅見光彦が映画「ザ・コーヴ」で話題の鯨の町を舞台にして殺人事件を解決していくストーリーです。
今までも、作者は「食管法」や「住専問題」さまざまな、問題に対して作品を通して提起していました。今回は、「捕鯨」という日本の問題をテーマに伝統とは、「クジラを採ることで何が悪いのか」を深く切り込んだ視点で書かれています。 -
2010年11月19日読了。事件よりも「捕鯨はよいのか?」という問いの方が印象に残った。