炎と氷: 長編小説 (祥伝社文庫 し 14-1)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 159
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396332761

感想・レビュー・書評

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  • 著者お得意の闇金融小説
    友だった二人がある出来事をきっかけに
    争うことに
    だましだまされ最終的には・・・
    なんというか異常な世界の人々である

  • 久し振りに新堂冬樹の本を読んだけど、馬鹿馬鹿しい面もあったけど面白かったな。
    知らない世界だしこんなもんなのか分からんけど、策士は策に溺れたけど、ヤクザを信じ過ぎなんだね。
    最後は炎も氷も死んでしまうのは予想した通りだ。
    再読の可能性も考えたけど、次読む時は更に年寄りになってるだろうから、刺激が強いからもう読まないかな。

  •  闇金融を営む二人が主人公。いかに闇金融が恐ろしい世界か、読んでいると気分が悪くなってくるようだし怖くなってくるような映画。いわばやくざものの小説だが、ばたばたと暴れまわるだけではなくて頭を使って相手を陥れようとするだまし合い合戦が面白い。この小説を読めば、闇金融に手を出そうなんて思いは全くなくなる。

  • 単なる暴力小説だった。がっかりして、他の作品を読む気力がなくなってしまった。かなしい。

  • 新堂さん、九州弁好きやなぁ。

  • 2011年2月

  • 暴力と性描写のオンパレード.
    気がめいる展開だったが,闇金という仕事に対するイメージが持てた.
    そこそこ分厚い本だが,お互いの繰り出す作戦の結果が知りたくどんどん読み進めてしまった.

  • 借金をしてない人まで巻き込まれてしまうのがとても怖い。
    暴力シーンは読むに堪えない。

  • 壮絶なるピカレスク小説。
    あまりの描写力と暴力性にクラクラしながら読みました。
    ちょっと食傷気味です。

  •  あらすじ 中学時代からグレていた。世羅と若瀬は世羅の強靭的な体力と胆力若瀬はそれに加えて知力を持ち非情な心でやくざの取り立て業をするようになる。闇金融のやり方を覚えた。二人はやくざの金を利用し種金を作ると二人は示し合わせやくざから逃げ東京で闇金融を始める。或る銀行の融資課長が二人の闇金融に退職金を担保に金を借りに来たことから二人の対立になっていく。
     相変わらず、登場人物がすべて壊れています。
     世羅のキャラはその熊本弁から「殺しあう」家族の主人公の傍若無人ぶりと被って見えます。
     若瀬の「氷」ぶりは筆者の形容詞的な表現がメインであって、実際の取立てが「氷」と表現されるのに適当なのか?もうぞっとさせて欲しい感じがしました。
     志村の壊れっぷりを活かして欲しい!ところで本当に咳止めで人間って壊れるのか?
     最後の地下室の修羅場のシーンは圧巻でした。

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著者プロフィール

1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。『ある愛の詩』『あなたに逢えてよかった』と続く“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる。著書に『動物記』『ブルーバレンタイン』など多数。近年、『虹の橋から来た犬』がスマッシュヒットとなる。

「2023年 『なごり雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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