どうしようもない恋の唄 (祥伝社文庫 く 16-7)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335441

感想・レビュー・書評

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  • 最初は性風俗への嫌悪からイライラしながら読んでたけど、だんだんと引き込まれた。抜け出せない感じを漂わせながらも、すんなりと回復の方向にまとまってて良かった。

  • 友達におすすめされたので読んでみた
    脱サラして失敗した男が、自殺するために彷徨っていたところでソープに行き、そこの女の子に拾われてヒモ生活を送りながら、這い上がろうともがく話かな
    底辺にちかい泥沼でズブズブになっていくところとか、そうだよねーと思った
    このソープ嬢がおバカな子で、最後はとばっちり食って大変なことになるけど、一応ハッピーエンドかな

  • 2015年、8冊目。
    2015年、初官能小説。
    2014年末に『堕落男』を読み、解説が気になり、「もぅ何冊か読んでみよう」ということで、2010年、「この官能文庫がすごい!」大賞受賞の今作を手にとりました。
    死に場所を求める主人公、矢代。迷い込んだ場末の町のソープランド。そこでヒナという女と出会う。矢代はヒナに拾われ、生活をともにするようになるのだが……。
    フォーマットは完璧に、官能小説。一~七の各章にキッチリ、計七回の官能場面が出てきます(最終章のみ官能場面はありません)。そして、その分野では、一線級の作家なので、ソコは外しません。
    ただ、読み終えると、青年向けの甘酸っぱい恋愛小説を読んだ感じにさせられます。
    (自分も含めて)イイ年こいたオッサン向け、歪んだ(ひずんだ)、恋愛小説ってところ。
    自分も、まだ「どうしようもない恋」、間に合うかな?

  • 本屋で見かけて、帯が目立っていたので買ってみました。官能小説はあまり読まないのですが、結構エロ楽しかったです。でも何だろう、濡れ場の密度だけ濃くて、そのシーン以外がすごく薄くて頼りない印象でした。

  • まあ、官能小説ということで・・・
    「この官能小説がすごい!大賞2010」でしたっけ?
    人生に絶望した主人公と、助けてくれたソープ嬢の切ない愛の物語。エロといって毛嫌いするような内容ではない。お互いのどうしようもない性が悪いことを引き起こし、最悪の事態へと進んでいくが、最後はハッピーエンドなんでしょうか。読後感はいいですよ。

  • 本屋で平積みされてたから読んだけど・・・
    エロいだけだった

    特に意外なラストもないし。

  • 帯に「この文庫がすごい! 大賞2010」と書かれてると思って買ったんだけど、よく見たら「この官能文庫がすごい! 大賞2010」だったw せっかく買ったんだからと、ちゃんと全部読みました。


    や、普通に小説として面白かったです(^^;)。

    ちゃんと一人の男の生き様を追いつつ、その男から見た一人の女を描いてる。そして大切なのは、そうやってちゃんとした筋立てがあった上で、多彩な性交シチュエーションが差し挟まって来ること。ストーリー上での必然性があり、なおかつ、相手やシチュエーションにバリエーションがある。


    なんと言うか、ストーリーもちゃんとあった上で要所要所で戦闘シーンが入って来る王道バトルマンガみたいな感じと言えばご理解頂けるでしょうか。題材も手法も自由な「文学」よりは、こういうジャンルノベルとしての必須課題・制約があった上での創作の方が、個人的には好きかもしれません。


    歴史上の人物を題材とした小説が好きなのもそこで、やっぱり「歴史的事実」という制約があるからこそ、そこにどう辿りつかせるのか、どう解釈するのかが面白い。事実を捻じ曲げてストーリーを自由に作っちゃうと興醒めなんでね。

  • 熱烈なお薦めがあったので。たしかに官能小説の域は超えてる。でもやはりエロは読みにくいよな。

  • 人生を投げ出したはずの男と
    さみしがりで依存症のソープ嬢。
    どうしようもないふたりなのに
    愛しくて愛しくてたまらなくなる。

    最初から最後まで
    「どうしようもない」
    と思ってしまうのに
    不思議と優しい気持ちになれる。

    愛ってなんだっけ?
    って思ったときにでも
    また読みたいと思います。

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著者プロフィール

1967年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。シナリオライターを経て、2004年『ふしだら天使』で官能小説家としてデビュー。05年『桃色リクルートガール』、10年『どうしようもない恋の唄』で官能文庫大賞を受賞。18年、第1回裏八重洲本大賞受賞。

「2023年 『「私鉄沿線」人妻専科』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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