失恋延長戦 (祥伝社文庫)

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著者 : 山本幸久
  • 祥伝社 (2013年7月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338572

失恋延長戦 (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ベンジャミンと真弓子、この一匹と一人の絆が本当に素敵だった。

    失恋物語だけど心温まるラスト。ベンジャミンのおかげ!

  • 犬らしくない犬・ベンジャミンと、飼い主である
    女子高生らしくない女子高生・真弓子の物語。

    真弓子が実際に女子高生らしくないかは不明だが
    傍目には熱量に乏しい言動&シニカルな内面は
    まあ、イワユル「女子高生」らしくはないのか。
    少なくとも自己評価としては。

    幇間のようなベンジャミンのセリフに、最初は
    戸惑った(「へへへ。へへ。」に衝撃を受けた)が
    少し読み進んだだけですっかり魅了されてしまった。
    ベンジャミン、可愛いよベンジャミン。

    終盤のトイレや、病院からアパートへ向かう途中での
    彼の行動にびっくりして、最終章の展開は予想すら
    していなかったのに、彼の語りが始まった瞬間に
    現在がどういう状況なのか&これからどんな事が
    起こるのかが嫌ってくらい想像できてしまい辛かった。

    「女子高生らしい女子高生なんてわからないけど
    十分に女子高生だった真弓子」と「犬らしくない犬
    どころか、最高のパートナーだったベンジャミン」の
    なんとも優しい物語、だったなぁ。


    書下ろしの「敗者復活戦」も良かった。

    "誰かが思った自分”や”自分が思った相手”の
    印象なんて(自分が思う自分、も含めて)結局は
    全部間違っているし、全部本当でもあるんだよな
    と、いつも思わせてくれる彼の作品が大好きだ。

  • 何度読んでも好きだなー、この話。真弓子のなんとなく薄らぼんやりした「青春」が。片思い、同級生との友情(?)年下の可愛い恋敵、ちょっと自慢出来そうなDJ活動って並べるとイケてる女子みたいなのに、どれもこれもイマイチパッとしない辺りがすごくいい。子供の頃からずっとそばにいた、犬らしくない犬のベンジャミンとのやりとりが、とっても好き。だから何度読んでもベンジャミン語りは泣くから。・゜・(ノД`)・゜・。ベンジャミン、でも君は犬だったからこそ、真弓子の一番の味方だったんだよ? こんな風に思われたら、やっぱり泣くなあ。

  • タイトルからして恋愛小説だと思っていた。表紙の絵とか山本幸久だからということで青春小説の類だと思っていた。どちらも間違ってはいなかった。

    が、

    正解ではない、この作品の核心は主人公一人と一匹の友情物語である。他の登場人物たちが出てくる場面はテケトーに流してもいいし、実際流せるように描いている。でも、ベンジャミンのシーンだけはちょっと集中して読んで欲しい。それだけで、この作品の核心に触れて心がちょっとグラつくくらい感動できると思う。

  • 主人公の心の動きが一々共感できて、面白くて、かわいい。場面の描写というよりも、次から次へ色々なことがおこる展開がすごくいい。なんか主人公が踏んだり蹴ったりな感じが残る部分は、文庫版で追録された短編で、しっかり解決。 著者にはこういう恋愛小説ももっと書いてほしい。

  • 青春小説は嫌い。
    青春だねっていわれたときに楽しかったことが思い出せないから。
    そもそも青春時代も青春小説って嫌いだったけど、この本はなんでもかんでもうまく話じゃなくて、うまくいかないことばっかりだったから楽しめた。
    LOVEorLIKEに載ってた短編も載せて欲しかった。あれ大好き。

  • 片思い真っ只中の女子高生、真弓子。
    同級生で同じ部活の大河原君に片思い。
    そんな彼には後輩の彼女ができる。
    切ない思いは青春の匂い。
    愛犬のベンジャミンとの掛け合いも面白い。
    勝手にライバル視された同級生の藤枝との変な関係もまた楽しい。
    ただの恋愛ものでないところが、良かった。

    2016.3.15

  • 面白かったけど
    色々ぶっとんでた
    犬がよかった
    ちょっとじーんとくる(犬のくだりが)

    好きになった男の子か理由なくすきとか
    彼女がいても東京にいっちゃってもすきとあ
    長い失恋ってのがちょうわかる

    変なイタい親友もおもしろい

    先輩(主人公)がすきな可愛い戦士カワインダーな後輩の先輩がすきな(性的にではなく)気持ちとか

    たいしたオトコじゃなかった大河原くんとか

    丁寧でおもしろい

  • 延長戦に終わりを告げる。

    以前、単行本タイトルを見て、自分とはジャンルが違うとスルー。
    文庫になったと知り、やっはり読んでみようと思ったとき、なぜだろう?本屋さんで出会うことなくすれ違い。

    ようやく延長戦が終わり、勝敗は読み手の心地よい敗戦。

    みな、いつかは身も心も消えゆく定め。
    なれば、決意は一つなのは間違いない。
    伝えられないのは、どうしてなのだろう?
    追いかけ続ける気持ちがあるなら…

    大切に愛しく想われるのは、最高の宝物。
    見つけられたら、それは運命と言える。

    必ずいつか見つかる。。。

  • 最後の最後でタイトルの本当の意味を知る。主人公は恋も行き方も不器用な真弓子だが、失恋の延長戦(=片想い)を戦っていたのは彼女だけではないことをが分かった瞬間、せつなくほろ苦く微笑ましい気持ちになった。
    文庫本のみの特別書き下ろし作品「敗者復活戦」が、だめ押しの如くたまらなくいい。イヤな奴と思ってた蔦岡の秘められた想いが綴られたこの短篇で星5つ。

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