- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396342241
感想・レビュー・書評
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大学で出会った女友達3人組。
3人の大学時代から55歳までの人生をそれぞれの視点を行き来しながら描いた作品。
文章自体は読みやすいが、、、
彼女らが大学生活を過ごした時代が自分たちのものと違いすぎて、、、結局みんなまともに就職できずに(そういう時代だったようだが)子どものことに首を突っ込んで、専業主婦だったり、パートだったり。それでも悩みはありますってか?なんだか共感できない物語だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
笑える(*´艸`)
今が1番幸せって、素敵! -
2024年21冊目
4年生の大学を卒業しても実家暮らしじゃなければ就職先がない、就職しても結婚したら寿退職し専業主婦になる。自分がこどもの頃はそんな時代だった。中学生の時、男子は技術で女子は家庭科の授業を受けた最後の世代。
あれから30年以上過ぎ、共働きは当たり前の時代になった。
なかなかしんどい人生を送っていた3人。「自由に生きられることが、いちばんの幸せだよね」と子育てを卒業する時に語り合えたこと。
いろいろなしがらみから開放されて清々しいラストだった。 -
韓国ドラマについての記述に笑いが出た。
『なぜこれほど夢中になってしまうのだろう。波瀾万丈な人生が展開され、財閥の御曹司が薄幸な美人に恋をするというお決まりのパターン。そして記憶喪失やら本当は血の繋がった兄妹だったという使い古されたストーリー。そこには単純だからのめり込めるというだけではない何かがある』
注意:これがこの作品の中心ではありません。
隣の芝は青く見える。
青く見える芝にも苦労はある。
『どう転んでも厳しい人生なら、好きな道を行った方がいい』 -
女子3人の大学での出会いから就職、結婚、子育てを経て、「今が一番幸せ」と言い合えるようになるまでの物語。時代による価値観の描写もリアルで「そういえばこんな感じだったなあ」と 思う場面も多々あった。
三者三様、隣の芝生は青く見える。心配、不満、苦労のない家なんてない。そんな中で、最終的に今あるよさに気づき子供から離れ、自らも自立し、落ち着くところに落ち着いた3人の最後の会話はとても清々しい。
垣谷さんの他の多くの物語同様、爽やかな読後感。
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一番心に残った言葉
「女は苦労を顔に出してはいけないと母に言われて育ちました。女性がしかめっ面をすると幸福が逃げていくって」
あーしろこーしろじゃなく、こう言われて育ててもらったら幸せだろうな。 -
子育てで何か問題が起きると、育て方が悪かった、甘やかしたからって言われたり子離れできてないからって言れたり。
親として手を出すべきところなのか手を離すべきところなのかの判断てとても難しいです
結局どうなろうとも、周りと比べず信念を持って対応していくこと。
どんなことも、必要な経験と受け止めていければ、きっと人生は楽しい
「それぞれが好きなように生きるのが一番」という言葉、心に刻みます -
いろんな親子、夫婦がいるんだなと思った。
それから理想どおりに進んでも、その先も理想どおりにいくのかは分からなかったり、思うようにいってなくてもそれなりになったり…
私の場合、子供にきちんとした教育を受けさせて、それなりの学校へ進学させて、自分で選んだ企業に勤めて、生活に困ることなく育ってほしいと考えていましたが、全く理想どおりになりませんでした。
でも、元気で幸せに日々を送っている。
今後どうなるか分かりませんが、もしかしたら変化があるかもしれない。とにかく、夫や子供を中心に据えず、自分を第一にして生きてみようとか思うことができました。 -
大学の同級生の3人、それぞれ家族に翻弄され悩みをかかえながら子育てをして成長していく。
年齢を重ねても人は変われる、色々考えさせられました。