- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396348458
作品紹介・あらすじ
麻薬、銃、機関砲……無法地帯に跋扈する輩たち。
湾岸エリアは、もはや戦場だ!
凄まじき魔窟に一匹狼の刑事が降り立った!
通称〈犯罪特区〉は、東京、勝鬨橋より海側の一帯で、半島状の埋立地には、「首都圏直下型地震」により、倒壊寸前のビル、倉庫群が残されていた。復興もままならぬ街にはイリーガルな連中が集まり、犯罪の魔窟と化している。そこへ、米国から日系人捜査官が乗り込んできた。長野文四郎。彼には秘めた目的があった――撃って、撃って、撃ちまくるガン・アクションが炸裂。
感想・レビュー・書評
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鷹樹烏介『武装警察 第103分署』祥伝社文庫。
書き下ろしアクション小説。
これまで爽快感あふれるアクション小説を刊行しており、好印象を抱いていた作家だったのにどうしたことか。仇討ちという単純明快なストーリーの割りには余りにもごちゃごちゃし過ぎている。アマゾネスタイプの暴走刑事、風間結女と長野文四郎とどちらが主人公か解らない2人をメインに据えたのは少し欲張り過ぎたか。
そして、まとまりの無い結末。
作中に、あのボブ・リー・スワガーを彷彿とさせるアメリカの凄腕スナイパー、ボブ・スワンの登場にはチープ過ぎて失笑。そのボブ・スワンは活躍も無かったが、一体どうなった。
首都圏直下型地震により無法地帯となった月島を中心とした湾岸エリアに武装した凶悪犯罪者たちが集結し、新設された第103分署警察との攻防は次第に激化していく。
そんな無法地帯に暗殺者『決闘者』と『助手』が紛れ込み、組織からの依頼で腕の立つ警察官を次々と殺害する。
アメリカで『暗殺者』に父親を殺害された日系人捜査官の長野文四郎は、『暗殺者』を追い、無法地帯に乗り込むが……
本体価格720円
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2023/01/07 03読了
最高