無実の君が裁かれる理由(祥伝社文庫と16-1) (祥伝社文庫 と 16-1)
- 祥伝社 (2023年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396348694
作品紹介・あらすじ
「とぼけてんじゃねえよ」
ストーカーと断罪された無実の僕は――
曖昧な記憶、そして作為と悪意。
こうして罪は作られる! 青春×冤罪ミステリ!
あなたの冤罪、必ず晴らしてあげる――ストーカーを疑われた大学生の牟田幸司。周囲はまるで犯罪者扱い。だが、冤罪を研究しているという女子学生、紗雪が現れる。目撃や記憶など、人間の認知が驚くほど曖昧なことを紗雪は証明。疑いが晴れた。では、被害者を苦しめる真犯人とは、誰? 真実を追いはじめたふたりを、さらなる事件が待っていた!
感想・レビュー・書評
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『あなたの冤罪を晴らしてあげる』
ある日、ストーカーの容疑者となった大学生・牟田 幸司。そこに、冤罪を研究していると言う女子学生・紗雪が現れる。
人間の認知(記憶や目撃など)が如何に曖昧か証明し、冤罪が晴れる。
では、真犯人は一体誰なのか?
真実を追う2人に更なる事件が待っていた...。
・無意識は別の顔
・正きものは自白する
・痴漢事件とヒラメ裁判官
・罪に降る雪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
情景の表現が簡潔で次々とページをめくり進めた
主要の登場人物がみんな素直でまっすぐで
冤罪の絡んだ糸を解いていく過程が心地よい
どんな人にも根底に正義があると信じられる一冊 -
少しの思い込みや悪意、立場や暴力で起こりうる可能性がある“冤罪”
大学内で起こる事件から過去の殺人事件に対する冤罪疑惑までが描かれています。
ただ、主要人物が大学生ということもあり全体的に重くなく読みやすかったです。シリーズにするのは難しいのかなぁ。でもシリーズとして続きが読みたいなと思う一冊でした。 -
無実の罪―冤罪
ごく普通の大学生が、
身に覚えのないストーカー行為を疑われ、
冤罪を晴らす所からはじまる
冤罪×ミステリー小説。
冤罪研究をしてる先輩紗雪と
いつくかの事件を解決しながら、
紗雪の過去の事件に巻き込まれていき…。
各話の仕掛けもよくできて、
続きが気になり一気読み。
過去の事件に絡み合ってく感じもよかった。
けど、主人公がお人好しすぎるというかなんというか。
あと、そんな立て続けに冤罪おこる!?っていう
気持ちがなきにしもあらず。
結末は綺麗になってるので、モヤモヤ感残らずな
いい読後感でした。 -
冤罪をテーマにした短編小説集。公務員の保身が冤罪を生む。