つながる

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 68
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396614164

作品紹介・あらすじ

なぜ、愛する人と出会えないのだろう?なぜ、あなたは満たされないのだろう?10年の沈黙を破りAV界の巨匠が男女に告げる。

感想・レビュー・書評

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  • いや~この本はすごい!!
    変な自己啓発本を読むよりぐんと目覚める一冊。

    AV歴の長年の実績がこんなにも人を変革するんだとびっくりしました。

    やっぱり対極にあるものはすごい!
    本の内容を抜粋します。

    愛は今という瞬間に宿る
    思考をやめる

    単なる知識にすぎなかった「情報」が「体験」をともなった時「真」の「理解」が起き初めてその人の「財産」になるのだと私は思う。

    以上感慨深い体験をさせていただきました。

  • 再読。

    1度目のレビューがなかった事に驚いた。
    でも、その当時のそれらしきものがあったので最後に貼っておく。

    代々木監督が大切にされているのはまぐわい、目と目を見て心を通じあわせて触れ合っていくセックス。

    AVしか情報源がない時代に、そのモデルを作り上げた立場の人がどうしてそんな愛を問うているのか。
    責任感だとしたら、使命感だとしたら、それはとてつもなく時代を先取りしていたと思う。

    今でこそAVのセックス=ジャンクセックスという図式がぼんやりと浸透してきたけれど、昔はもっとマニュアル的存在だったはず。

    あんな痛々しい前戯やせわしない挿入を本当に気持ちいいと信じて疑わないメンズは、感じない女を作り育てた。
    え、これが気持ちよくないなんておかしいんぢゃない?
    と平気で言うメンズは今でもいるけれど、それが幼稚なセックスでハズレだったーなんて笑えない時代からずっと。

    なぜ気持ちよくないのかなぜ心を解放できないのか思考で体を縛ってしまうのかを、監督が撮った女たちの話と共に書かれている。

    愛はないけど完璧な女、SMでしか感じられない女、二次元と三次元の倒錯した女、どんな人がどんなセックスをしてどんな風に生きているのか。

    セックスって生き様の一部なんですよ、と熱心に語りかけている素敵な本です。

    この本に書いてある事をそのまま飲み込んでそして全て忘れて素敵なセックスに没頭しましょう。


    -----------------------

    2012/09/26

    最近マイブームなのが代々木忠という人物。
    AV監督なのだけどかなりブッ飛んでて、かなりスピリチュアル。
    面接シリーズ2本と催眠シリーズ総集編見たけど私が今まで話してきたことの総集編のように感じた。
    タオ・コードから始まってOSHOのインナー・ジャーニー。
    日本のセックスなんかも読んだしこの1年半でかなり様々な視点からセックスを考えた。
    セックスは1人じゃ出来ないし、だから1人で考えることも出来なくて。
    今までのコンプレックスやなんやかんやを克服したわけではないけれど、
    それはまたネクストステージにて。
    しかしいい踏み台は築けたんじゃなかろーか。

    オナニーとセックスと感情と本能、嗚呼、人生。

    心もまぶたもぎゅっと閉じて両手でしがみついてふわりと浮く。
    高く飛んで真っ白になることが目的になりすぎてた。
    って、だけど白くて高い場所の景色はサイコーで酸素の薄いそこでは呼吸なんかは無意味で、
    いつも体は酸素を欲して両手を伸ばしてた。

    そうにゅうの瞬間に心を痛め続ける少女に手を振ってさよなら。

    もうおわったね、とキスしながら話をして、
    もうおしまいだね、と体温を共有しながらつかる。
    この夜はいつかの未来への確実な踏み台。
    ひとつひとつ深まる意識に今までとは違った季節の到来を感じる。
    匂いが違う、味が違う、空気が違う。
    全部違うからもうここにはいられないよ、歩き出した証だね。

    ネクストステージには行けない。
    まだ、足下のおもりにとらわれちゃうから。

    深く吸って細く吐いて長く見つめて。

    さぁ、はじまろう。

  • 人とのつながりを持てない…
    セックスの時に自分を明け渡して解放できない…
    と言う悩みに対して 生い立ちや人間関係、色々な側面から分析した本。

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著者プロフィール

代々木忠(よよぎただし)
一九三八年、福岡県生まれ。若き華道家として将来を嘱望されるが、親友に請われて極道となり、三代目を継ぐ。カタギに戻ってからは、ピンク映画を経てビデオの世界へ。AV監督としての作品は約六〇〇タイトル。心の奥まで写し撮るドキュメンタリーの手法で性と向き合ってきた。二〇二一年、監督を引退。愛称はヨヨチュー。著書に『プラトニック・アニマル』(幻冬舎アウトロー文庫)、『生きる哲学としてのセックス』(幻冬舎新書)などがある。

「2023年 『人生を変えるセックス 愛と性の相談室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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