突破者 外伝――私が生きた70年と戦後共同体

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396615031

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  • 突破者の著書、宮崎学のエッセイ。
    戦後社会が、どう変化して来たかについて著者なりの見解が示されている。

  • 宮崎学という突破者が、半生を回顧し、共同体や社会のみならず、労働や政治も機械化・単純化・外部化・ 合理化された、ヤクザの世界もグローバル化されたとする分析は鋭い。
    貧者・ヤクザ・在日・被差別部落等の弱者下層階級との実際の生活体験を通しての、いわば下から目線での理論と行動はある種説得力を持つ。
    問題は筆者のいう不完全燃焼を踏まえ、次世代を担う若者が完全燃焼する術が果たしてあるかということだと思う。

著者プロフィール

写真家。1949年長野県生まれ。精密機械会社勤務を経て、1972年、プロ写真家として独立。自然と人間をテーマに、社会的視点にたった「自然界の報道写真家」として活動中。1990年「フクロウ」で第9回土門拳賞、1995年「死」で日本写真協会賞年度賞、「アニマル黙示録」で講談社出版文化賞受賞。2013年IZU PHOTO MUSEUMにて「宮崎学 自然の鉛筆」展を開催。2016年パリ・カルティエ現代美術財団に招かれ、グループ展に参加。著書に『アニマルアイズ・動物の目で環境を見る』(全5巻)『カラスのお宅拝見!』『となりのツキノワグマ』『イマドキの野生動物』他多数。

「2021年 『【新装版】森の探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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